Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
目次 索引 |
第3章 運用管理サーバの環境構築 | > 3.19 利用機能により必要な環境設定 |
以下の手順で環境設定を行います。環境設定の作業はすべてシステム管理者(スーパーユーザ)権限で行います。運用管理クライアント側で統合コンソールを起動している場合は、終了してください。
なお、監査ログ分析機能をSystemwalker管理者アカウント以外のユーザで使用する場合、“監査ログ分析機能をSystemwalker管理者アカウント以外のユーザで使用する場合”を参照してください。
1. Interstage Charset Managerの導入 以下のソフトウェアがインストールされていない場合、インストールしてください。
|
2. Interstage Navigator サーバ機能の導入 以下のソフトウェアがインストールされていない場合、インストールしてください。
|
4. 正規化ディレクトリの設定 |
5. システムの再起動 |
7. データベースの作成 |
9. 拡張辞書の登録 |
監査ログ分析機能をクラスタ環境で使用する場合、“監査ログ分析機能をクラスタ環境で使用する場合”を参照してください。
Navigator認証ユーザのグループおよびユーザアカウントを登録します(未登録の場合)。
デフォルトの設定をswadminとして説明します。
# groupadd -g グループID swadmin |
# useradd -g swadmin -u ユーザID swadmin |
usermodコマンドで指定するか、作成時に以下のコマンドを実行してください。
# useradd -d /home/swadmin -g swadmin -u ユーザID swadmin |
正規化ログを格納する正規化ディレクトリを作成し、そのディレクトリ名を設定したInterstage Navigator Serverの環境設定ファイルを作成するスクリプトを実行します。
スクリプトファイルをデフォルトの設定で実行した場合、以下の内容で処理が行われます。
詳細はsetenv.shファイル内のコメントを参照してください。
以下のコマンドで正規化ディレクトリおよびNavigator認証ユーザ情報(ユーザ名とログインパスワード)を登録します。
# /opt/FJSVmpata/bin/mpatacnvtdef -N 正規化ディレクトリ -U Navigator認証ユーザ名 |
正規化ディレクトリは、“環境設定ファイルのセットアップ”で実行したsetenv.sh内に記述された通りに設定します。(デフォルトの設定は、/var/opt/FJSVmpata/cnvtlogです。)
Navigator認証ユーザも同様に設定します(OSに登録済の他のユーザアカウントも使用することができます)。ただし、ユーザIDおよびグループIDは2147483647以内にする必要があります。
また、正規化ディレクトリに対し、“Interstage Navigator Server のユーザ登録”で作成したNavigator認証ユーザの読み込み権・書き込み権・実行権を付加してください。
OS側へのサービスの登録を行います。
rn ポート番号/tcp |
設定例
#<service name> <socket type> <proto> <flags> <user> <server pathname> <args> rn stream tcp nowait root /opt/FJSVenavi/bin/rnd.sh rnd.sh /opt/FJSVenavi/etc/rnd.conf |
ファイル“/etc/services”、および“/etc/inetd.conf”の設定が完了したあと、“killコマンド”を使用して、inetdプロセスにSIGHUPシグナルを送信し、設定情報を有効にします。
inetdプロセスのプロセスIDが"153"の場合のkillコマンドの使用例
kill -HUP 153 |
ファイル“/etc/services”、および“/etc/inetd.conf”の設定が完了したあと、“inetconvコマンド”を使用して、設定情報をSMFリポジトリに変換します。
例)
inetconv |
kill、およびinetconvコマンドの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
rn ポート番号/tcp |
/etc/xinetd.d/rnのサービス登録用ファイルを作成する例
service rn |
注1)Linux for Itanium版の場合、以下のように設定します。
server = /opt/FJSVenavi/bin64/rnd |
システムを再起動し、Interstage Navigator Server の環境設定ファイルを適用します。
# shutdown -y -g0 -i6 |
# shutdown -r -t 0 now |
“CSVファイルの情報活用”機能のためのデータベースを以下の属性で作成します。
データベースの属性を定義するSQL文記述ファイルを作成するシェルスクリプトを実行し、そのファイルを元にデータベースを作成するコマンドを実行します。
スクリプトファイルをデフォルトのまま実行した場合、以下の内容で処理が行われます。
詳細はcsvdb.shファイル内のコメントを参照してください。
実行すると、スクリプトファイル内に記述した名前のSQL文記述ファイルが出力されます。
実行方法:
# RDBNAME=CENTRIC; export RDBNAME |
SQL文記述ファイル名は、手順2.で実行したcsvdb.shが出力したファイルをフルパスで指定します。rdbddlex コマンドの実行が成功した後は、SQL文記述ファイルは不要ですので削除してかまいません。
注1)以下のコマンドを実行します。
Solarisの場合
PATH=$PATH:/opt/FSUNrdb2b/bin; export PATH |
注2)以下のコマンドを実行します。
Solarisの場合
LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/FSUNrdb2b/lib; |
Linux for Itanium版の場合
LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/FJSVrdb2b/lib:/opt/FJSVrdb2b/lib/lib64; |
注3) rdbddlexを実施する前に、/opt/FJSVrdb2b/etc/CENTRIC.cfg が666のアクセス権を持つことを確認してください(Solarisの場合、上記ファイルは/opt/FSUNrdb2b/etc/CENTRIC.cfgです)。
Navigator辞書を格納するディレクトリの作成と辞書のコピーを行うシェルスクリプトを実行し、辞書の登録を行うコマンドを実行します。
スクリプトファイルをデフォルトのまま実行した場合、以下の内容で処理が行われます。
詳細はnavidiccopy.shファイル内のコメントを参照してください。
# rn_envcheck /opt/FJSVenavi/etc/rnd.conf |
誤りがある場合は、修正してください。rn_envcheckコマンドの詳細については、“Interstage Navigator Server コマンドリファレンス"を参照してください。
# PATH=$PATH:/opt/FJSVenavi/bin; export PATH(注1) |
注1)Linux for Itanium版の場合、以下のコマンドを実行します。
PATH=$PATH:/opt/FJSVenavi/bin64; export PATH |
注2)Linux for Itanium版の場合、以下のコマンドを実行します。
LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/FJSVenavi/bin64: /opt/FSUNiconv/lib; |
注3)Navigator認証ユーザ名は、“環境設定ファイルのセットアップ"で実行したsetenv.shに記述された内容を設定します(デフォルトは、swadminです)。
rn_imp コマンドの詳細については、“Interstage Navigator Server コマンドリファレンス”を参照してください。
Interstage Navigator Serverのrn_setxmlmetafileコマンドによって監査ログ分析機能で使用する拡張辞書の登録を行うシェルスクリプトを実行します。
拡張辞書の登録は、“Interstage Navigator Server のユーザ登録”で登録したNavigator認証ユーザごとに実施する必要があります。(対象とする認証ユーザはユーザIDにより指定します)
exdic.shを編集する前に、“Navigator辞書の登録”で設定した環境変数LANGを元の値(システムの値)に戻してください。
シェルスクリプトをデフォルトのまま実行した場合、以下の内容で処理が行われます。
詳細はexdic.shファイル内のコメントを参照してください。
これで運用管理サーバへのインストール、および環境設定は終了です。
本機能をSystemwalker管理者アカウント以外に、OSに登録済の他のユーザアカウントで使用するには、以下の対処が必要です。
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[セキュリィティ]-[利用者のアクセス権設定]を選択して表示される、[ロール一覧]ダイアログボックスで設定してください。
コンソール操作制御機能を使用している場合、検索プラグインを使用するには、以下の対処が必要です。
操作制御マネージャ起動条件記述ファイル(サンプル):
/opt/FJSVfwgui/sample/opct/menuid.txt |
記述内容(下線部):
: !UserID # ユーザグループ登録 : DmAdminGrp adminuser01 # DmAdmin ユーザを登録してください adminuser02 Navigator認証ユーザ名 !UserID-End !OperationEx # 権限チェックする操作を登録 opmgr : #統合コンソール 5,com.fujitsu.swsi.fw_menu_preference#設定(P) 5,com.fujitsu.swsi.swcent.audittrail.retrieval !OperationEx-End : |
/opt/FJSVsopct/bin/idorcmanager 操作制御マネージャ起動条件記述ファイル名 -n |
上記を実施した後、“環境設定”以降の手順を、Navigator認証ユーザを使用するユーザアカウントに変更して実行してください。変更方法は、シェルスクリプトファイル内のコメントを、各コマンドについてはそれぞれのマニュアルを参照してください。
本機能をクラスタ環境で使用するには、基本的には以下のマニュアルに従ってInterstage Navigator Serverをセットアップしてください。
監査ログ分析機能をクラスタ環境で使用する場合について説明します。
目次 索引 |