Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第3章 運用管理サーバの環境構築 | > 3.19 利用機能により必要な環境設定 |
Web連携機能を利用する場合に行う設定について説明します。
WWWサーバプログラムに対するディレクトリ(エイリアス)の設定方法を説明します。
IISがインストールされているサーバに運用管理サーバをインストールした場合、以下のどれかの場合は、Web連携のセットアップは行われずにインストールが終了しています。
このような場合には、上記の事項を確認後、以下のコマンドを使用してWeb連携をセットアップします。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\alias.exe |
なお、IIS6.0の場合は、運用管理サーバをインストール後にコマンドプロンプトより以下のコマンドを実行してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\mpiis6Cset.bat |
IIS7.0の場合は、運用管理サーバをインストール後にコマンドプロンプトより以下のコマンドを実行してください。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\bin\mpiis7Cset.exe |
alias (運用管理サーバのIIS設定コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
[インターネットインフォメーションサービス]コンソールを起動し、[既定のWebサイト]内の以下の仮想ディレクトリに対して、“匿名ユーザを変更する”の作業を実施してください。
※上記ディレクトリで存在しないものは、該当機能がインストールされていないため、設定は不要です。
【IIS6の場合】
【IIS7の場合】
【IIS7の場合のみ】
[インターネットインフォメーションサービス]コンソールを起動し、[Default Web Site]内の“Systemwalker”配下の“CentricMGR”の仮想ディレクトリに対して、以下の作業を実施してください。
はじめに、httpd.conf(Solaris標準付属のApacheの場合は、/etc/apache配下、それ以外のApacheの場合は、インストール先のhttpdコマンドに-Vオプションつきで起動した結果から確認)内の“ResourceConfig”設定行がコメント化されている場合は、コメントを外してください。
次にsrm.conf(httpd.confと同じディレクトリに存在します。)内に、以下のレコードを設定します。
ScriptAlias /MpScript/ "/opt/systemwalker/inet/scripts/" |
Apache2の/usr/local/apache2/conf/httpd.conf (標準インストール時)ファイルを以下の手順で編集します。
(OSがLinuxの場合は、/etc/httpd/conf/httpd.conf)
(OSがLinuxの場合は、必要ありません。)
初期では、設定されていないので、以下の編集を行ってください。
[編集前]
#Group #-1 |
[編集後]
Group nobody |
初期では設定されていないので、以下の編集を行ってください。
[編集前]
#ServerName new.host.name:80 |
[編集後]
ServerName Apache2がインストールされているサーバのホスト名:80 |
“Alias”の最終に、以下のレコードを追加します。
Alias /Systemwalker/CentricMGR/ "/opt/FJSVfsjvc/java/classes/" |
“ScriptAlias”の最終に、以下のレコードを追加します。
ScriptAlias /MpScript/ "/opt/systemwalker/inet/scripts/" |
以下の設定を追加します。
<Directory "/opt/systemwalker/inet/scripts"> |
初期設定での指定では日本語が文字化けするので以下の編集を行ってください。
[編集前]
#AddDefaultCharset ISO-8859-1 |
(注:環境によっては“ISO-8859-1”以外の文字コードが指定されている場合があります。)
[編集後]
AddDefaultCharset Off |
WWWサーバの説明書に従い、以下の設定を行ってください。
【Windows版】
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
/Systemwalker/CentricMGR/ |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\java\classes |
「読み取り」付加 |
/Systemwalker/ |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
/MpScript/ |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\inet\scripts |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
【Solaris版/Linux版】
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
/Systemwalker/CentricMGR/ |
/opt/FJSVfsjvc/java/classes/ |
「読み取り」付加 |
/SystemWalker/CentricMGR/ |
/opt/FJSVfsjvc/java/classes/ |
「読み取り」付加 |
/Systemwalker/ |
/opt/systemwalker/inet/wwwroot/ |
「読み取り」付加 |
/SystemWalker/ |
/opt/systemwalker/inet/wwwroot/ |
「読み取り」付加 |
/MpScript/ |
/opt/systemwalker/inet/scripts/ |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
IIS7.0は、機能モジュール単位でインストールが可能なため、Web連携機能に必要な機能を選択してインストールする必要があります。Systemwalker Centric ManagerのWebGUI連携機能をIIS7.0環境で動作させるためには、IIS7.0の以下のモジュールが必要となります。
静的なコンテンツ
CGI
IIS管理コンソール
Systemwalkerのインストール時には、アクセス権を設定していませんが、Systemwalkerが運用管理製品であるという性質上、不特定多数のWWWクライアントからのアクセスを許可するべきではありません。Web連携機能のアクセス権制御は各WWWサーバが持つアクセス権制御機能に準じます。このため、SystemwalkerのWeb連携機能のアクセスを制御する場合は、各WWWサーバの説明書を参照して設定してください。セキュリティ上の問題を回避するために、極力アクセス権制御の設定を行うことをお勧めします。
SystemwalkerのWeb連携機能としてアクセス権制御の対象となるのは以下のURLです。
対象URL |
ファイルの役割 |
http://運用管理サーバのホスト名/Systemwalker/ |
htmlファイルが格納されているディレクトリ |
http://運用管理サーバのホスト名/MpScript/ |
CGIファイルが格納されているディレクトリ |
WWWサーバプログラムに対するWindows SharePoint Services、およびIIS(Internet Information Server/Internet Information Services)の設定について説明します。
“ディレクトリ(エイリアス)の設定”の設定で、Web連携のページが表示された場合は、本設定は必要ありません。
運用管理サーバにWindows SharePoint Servicesがインストールされている場合、以下の設定を行う必要があります。
Web連携で使用している仮想ディレクトリをWindows SharePoint Servicesの管理対象から除外します。
除外するパスは以下の3つです。
運用管理サーバで以下の作業を実施してください。
Web連携で使用している仮想ディレクトリに対して、匿名アクセスを有効にします。
匿名アクセスを有効にするパスは以下の3つです。
運用管理サーバで以下の作業を実施してください。
[Systemwalker Webコンソール](モバイル版)を使用するには、運用管理サーバで、セッション管理ファイル(sysmode.ini)の設定を行います。
以下の5項目について、設定変更を行うことができます。
アスタリスク表示、または、非アスタリスク表示を指定できます。
通知されたイベントに対する、対処・保留の処置が実行できるかどうかを指定できます。
リモートコマンドの使用を可能とするかどうかを指定できます。
リモートコマンドを実行した場合、その実行確認メッセージを表示するかどうかを指定できます。
自動ログアウトの時間を指定できます。また、自動ログアウト機能自体を有効にするかどうかを指定できます。
次のファイルに設定をします。セッション管理ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker\mppcgui\web\sys_conf\sysmode.ini |
【Solaris版/Linux版】
/opt/systemwalker/inet/web/sys_conf/sysmode.ini |
資源配付機能を使用する場合は、/tmpディレクトリに対して、WWWサーバプロセスのユーザ、またはグループによる「読み取り権」「書き込み権」「実行権」を付加してください。
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