Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 運用管理サーバの環境構築> 3.14 Systemwalker Centric Managerのインストール> 3.14.2 インストール

3.14.2.1 CD-ROMからのインストール

運用管理サーバのインストールについて説明します。

Windowsサーバへのインストール

Solarisサーバへのインストール

Linuxサーバへのインストール

Windowsサーバへのインストー

  1. ログオンします。

    インストールするコンピュータにログオンします。

    Windows(R) 2000、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 EE、またはWindows Server 2008 STD/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systemsにインストールする場合は、ローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザ名で、ログオンします。

  2. インストールコマンドを起動します。

    ローカルインストールを行う場合はCD-ROMから、ネットワークインストールで行う場合は、ネットワーク接続したドライブからインストールコマンドを実行します。

    1枚目のCD-ROMまたはネットワーク接続したドライブ\swsetup.exe



    ドライブおよびパスについての注意事項

    1枚目のCD-ROMと2枚目のCD-ROMが、同一ドライブの同一パスとなるようにしてインストールを行ってください。


    Autorunによるインストー

    Systemwalker Centric Managerの1枚目のインストール媒体(CD-ROM)をCD-ROMドライブに挿入すると、インストールコマンドを実行しなくてもAutorunによりインストール画面が表示されますので、その指示に従ってください。

     

  3. [セットアップ]画が表示されます。

    以下の画面で[インストール]をクリックします。

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で[次へ]ボタンをクリックします。

  5. 購入ライセンスとインストール種を選択します。

    以下の画面で購入ライセンスと[インストール種別]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    【アップグレードインストール、再インストールの場合】

    アップグレードインストール、再インストールの場合は、既にインストールされているインストール種別が表示され、インストール種別を変更することはできません。

  6. インストール方法を選択します。

    [標準インストール]、または[カスタムインストール]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    バージョンアップインストール、再インストールの場合は、カスタムインストールを選択してください。

    [標準インストールの場合]

    1. インストール条件チェックが行われます。

      エラー検出時のみ以下のダイアログボックスが表示されます。エラーが検出された場合は、エラーを解決した後にインストールを実施してください。

      エラー検出がなかった場合には、次の画面が表示されます。

      オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

      • オプション機能:

        カスタムインストールのデフォルト

      • インストール先ディレクトリ:

        システムドライブ:\Systemwalker

    [カスタムインストールの場合]

    1. オプション機を選択します。

      以下の画面でインストールする機能を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

      [詳細]ボタンをクリックするとオプション機能の詳細画面が表示され、より細かな選択ができます。

      インストール種別によって、選択可能な機能、選択不可能な機能があります。[詳細]ボタンによって選択できる機能については、“インストールされる機能と選択インストールできる機能”を参照してください。

      【前回インストールしていない機能を追加してインストール、再インストール、またはアップグレードインストールの場合】

      前回インストールしたものを選択解除することはできません。
      前回インストールしていない機能を追加してインストールすることはできます。

    2. インストール条件チェックが行われます。

      内容を確認して[次へ]のボタンをクリックします。

      エラー検出時のみ以下のダイアログボックスが表示されます。エラーが検出された場合は、エラーを解決した後にインストールを実施してください。

      エラー検出がなかった場合には、次の画面が表示されます。

    3. インストール先ディレクトリを選択します。

      以下の画面で[インストール先ディレクトリ]を指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

      インストール先ディレクトリに指定できる文字は、74文字までの英数字です。インストール先にひらがな、カタカナ、漢字は指定できません。

      【アップグレードインストール、再インストールの場合】

      アップグレードインストール、再インストールの場合は、インストール済みのディレクトリが表示され、インストール先を変更することはできません。

  7. サービスの[スタートアップアカウント]を入力します。

    以下の画面でAdministratorsグループに所属する[アカウント名]と[パスワード]を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。

    スタートアップアカウントについて

    WindowsにSystemwalker Centric Managerを新規にインストールする場合、どのユーザを“スタートアップアカウント”として使用するかの問い合わせがあります。このときに指定したユーザは、Systemwalker Centric Managerの各種サービスを起動するときのアカウントとして使用されます。
    スタートアップアカウントを指定する場合、以下の注意が必要です。

    アカウント名とパスワードについての注意事項

  8. 状況によりシステムレポート情報が表示される場合があります。
    内容を確認し[OK]ボタンをクリックします。

  9. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

    表示される確認項目

  10. 以下の画面が表示されたら、2枚目のインストール媒体(CD-ROM)をCD-ROMドライブに挿入し、[OK]ボタンをクリックします。

  11. システムを再起動します。

    インストールが完了すると以下の画面が表示されます。[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択し、[完了]ボタンをクリックします。

Solarisサーバへのインストー

Solaris版の運用管理サーバのインストールについて説明します。

[Systemwalker Centric Managerセットアップ]画面で、“? ”、“q”を指定した場合

  1. スーパーユーザでログインします。

    Systemwalker Centric Managerをインストールするサーバに、スーパーユーザでログインします。

  2. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    CD-ROM装置のデバイス名についての注意事項

    CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/〜 /cdrom

    備考.デバイス名(/dev/〜)は、システムによって異なる場合があります。/cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  3. インストールコマンドを実行します。

    Systemwalker Centric Managerのインストールコマンドを起動します。

    # CD-ROMのマウントポイント/unx/swsetup

     

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で、リターンキーを入力します。

  5. 購入ライセンスを選択します。

    以下の画面で購入ライセンス“1”(マネージャ)を入力します。

    【追加インストールの場合】

    [購入ライセンスの選択]画面は表示されません。

  6. インストール方法を選択します。

    “1”(標準インストール)、または“2”(カスタムインストール)を入力します。

    【追加インストールの場合】

    [インストール方法選択]画面は表示されず、追加インストールを行う旨の確認画面が表示されます。インストール方法はカスタムインストールで固定となります。

    [標準インストールの場合]

    オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

    [カスタムインストールの場合]

    1. オプション機を確認します。

      インストールするオプション機能の一覧を確認する画面が表示されます。表示される機能はインストール種別により異なります。インストールするオプション機能を変更する場合は、“y”、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

      表示記号([ ])について説明します。

      • ○:機能をインストールします。
      • ◎:機能をインストールします。(選択不可)
      • なし:機能をインストールしません。
    2. 【オプション機能の確認で"y"を指定した場合】

      変更するオプション機能を選択します。

      以下の画面でインストールする機能を選択します。

      オプション機能の変更方法を以下に示します。

      • 番号:

        機能を選択する場合に入力します。

      • !番号:

        機能の選択を解除する場合に入力します。

      • e:

        インストール機能の選択を終了する場合に入力します。

        複数指定する場合は、カンマ(,)またはブランクで区切ります。

      [使用例]

      “4.アプリケーション管理”機能を解除し、“5.リモート電源制御”機能を選択する場合

      指定方法[選択:番号 選択解除:!番号 ヘルプ:? 入力完了:e]
      ==> !4,5

       

    3. インストール先を選択します。

      インストール先ディレクトを変更する場合は“y”を、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

      【追加インストールの場合】

      [インストール先ディレクトリの指定]画面は表示されません。

    4. 【[インストール先ディレクトリの指定]画面で"y"を指定した場合】

      インストール先を指定します。

      以下の画面でインストール先のディレクトリ名を半角英数字で指定し、リターンキーを入力します。

    5. 【[インストール先ディレクトリの指定]画面で"y"を指定した場合】

      インストール先を再確認します。

      インストール先ディレクトリを指定した場合は、以下の画面が表示されます。インストール先ディレクトリを再び変更する場合は“y”を、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

  7. 管理者アカウンを指定します。

    以下の画面で、Systemwalker管理者アカウントとして使用する既存の[アカウント名]と[パスワード]を入力します。

    アカウントは8バイト以内で、パスワードは8バイト以内で指定します。

  8. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で、インストールを開始する場合は“y”を、中止する場合は“n”を入力します。

  9. インストールを終了します。

    インストールが正常に完了すると以下の画面が表示されます。リターンキーだけを入力します。

  10. システムを再起動します。

    Systemwalker Centric Managerを使用する場合はシステムを再起動する必要があります。

    以下にシステム再起動コマンドの例を示します。

    # cd /
    # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

    システム起動時に以下のメッセージがシスログに出力されますが、運用動作への影響はありません。

    UX:OD: ERROR: od10411:Failed to find entry in /etc/services.

    上記メッセージは、フレームワークのデータベース作成後、出力されなくなります。

Linuxサーバへのインストー

Linux版の運用管理サーバのインストールについて説明します。

[Systemwalker Centric Managerセットアップ]画面で、“? ”、“q”を指定した場合

  1. スーパーユーザでログインします。

    Systemwalker Centric Managerをインストールするサーバに、スーパーユーザでログインします。

  2. インストール媒体をセットします。

    インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。

    CD-ROM装置のデバイス名についての注意事項

    CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    # /bin/mount -t iso9660 -r /dev/〜/mnt/cdrom

    備考.デバイス名(/dev/〜)は、システムによって異なる場合があります。/cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  3. インストールコマンドを実行します。

    Systemwalker Centric Managerのインストールコマンドを起動します。

    # CD-ROMのマウントポイント/unx/swsetup

     

  4. ようこそ画面が表示されます。

    以下の画面で、リターンキーを入力します。

  5. 購入ライセンスを選択します。

    以下の画面で購入ライセンス“1”(マネージャ)を入力します。

    【追加インストールの場合】

    [購入ライセンスの選択]画面は表示されません。

  6. インストール方法を選択します。

    “1”(標準インストール)、または“2”(カスタムインストール)を入力します。

    【追加インストールの場合】

    [インストール方法選択]画面は表示されず、追加インストールを行う旨の確認画面が表示されます。インストール方法はカスタムインストールで固定となります。

    [標準インストールの場合]

    オプション機能、およびインストール先ディレクトリは以下のとおりです。

    [カスタムインストールの場合]

    1. オプション機を確認します。

      インストールするオプション機能の一覧を確認する画面が表示されます。インストールするオプション機能を変更する場合は、“y”、変更しない場合は“n”またはリターンキーだけを入力します。

      表示記号([ ])について説明します。

      • ○:機能をインストールします。
      • ◎:機能をインストールします。(選択不可)
      • なし:機能をインストールしません。

        【Linux for Itanium版】

        文字コードがUTF-8の場合は、“○”が“*”、“◎”が“$”で表示されます。

    2. 【オプション機能の確認で"y"を指定した場合】

      変更するオプション機能を選択します。
      以下の画面で変更するオプション機能を選択します。

      オプション機能の変更方法を以下に示します。

      • 番号:

        機能を選択する場合に入力します。

      • !番号:

        機能の選択を解除する場合に入力します。

      • e:

        インストール機能の選択を終了する場合に入力します。

      複数指定する場合は、カンマ(,)またはブランクで区切ります。

      [使用例]

      “4.アプリケーション管理”機能を解除し、“5.リモート電源制御”機能を選択する場合

      指定方法[選択:番号 選択解除:!番号 ヘルプ:? 入力完了:e]
      ==> !4,5


    3. インストール先を確認します。

      [インストール先ディレクトリの指定]画面でインストール先ディレクトを確認してリターンキーだけを入力します。

  7. 管理者アカウンを指定します。

    以下の画面で、Systemwalker管理者アカウントとして使用する既存の[アカウント名]と[パスワード]を入力します。

    アカウントは32バイト以内で、パスワードは64バイト以内で指定します。

    管理者アカウントについての注意事項

    アカウント(ユーザ名)/パスワードは、機能ごとに異なります。
    ・[Systemwalkerコンソール]
     − ユーザ名12バイトまで
     − パスワード16バイトまで
    ・[Systemwalker Webコンソール]
     − ユーザ名40バイトまで
     − パスワード40バイトまで
    ・システム監視設定
     − ユーザ名36バイトまで
     − パスワード16バイトまで
    上記機能から、管理者アカウントを使用してログインする場合には、この値内のアカウント(ユーザ名)/パスワードを管理者アカウント/パスワードに指定してください。
  8. セットアップ情報を確認します。

    以下の画面で、インストールを開始する場合は“y”を、中止する場合は“n”を入力します。

  9. インストールを終了します。

    インストールが正常に完了すると以下の画面が表示されます。リターンキーだけを入力します。

  10. システムを再起動します。

    Systemwalker Centric Managerを使用する場合はシステムを再起動する必要があります。

    以下にシステム再起動コマンドの例を示します。

    # cd /
    # /sbin/shutdown -r now


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008