Systemwalker Centric Manager 解説書 - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 概要> 1.5 運用形態

1.5.1 基本的な構成の運用形態

■小規模なシステムの運用形(2階層構成)

同一部門内のある管理対象の数が比較的小規模(数十台程度)なシステムの運用形態です。運用管理サーバから直接、監視対象のサーバを管理します。

[図:小規模なシステムの運用形態]

■大規模および分散しているシステムの運用形(3階層構成)

以下のようなシステムの場合には、運用管理サーバの配下に、中継機能をもつ部門管理サーバを配置した運用形態をとることができます。

 

以下のような場合にお勧めする構成です。

部門管理サーバを設置することで、運用管理サーバと監視対象の部門間で発生する監視のためのトラフィックの削減、および運用管理サーバの負荷を分散することができます。

[図:大規模および分散しているシステムの運用形態]

■大規模なシステムの運用形(ソフトウェア資源を階層的に配付する)

ソフトウェア資源を部門内のサーバやクライアントへ配付する構成は、監視する構成と別の構成にすることが可能です。管理対象の地区の数やサーバ、クライアントの数により、ネットワークやサーバへの負荷削減を考慮してさまざまな構成をとることができます。ソフトウェア資源を配付する機能については、“資源の配付”を参照してください。

図:ソフトウェア資源を配付する場合の構成例”にソフトウェア資源を配付する場合の構成例を示します。

部門管理サーバまたは業務サーバ(エージェントライセンス、資源配付エージェントライセンス)を、ソフトウェア資源を中継して配付する中継サーとして利用できます。
ソフトウェア資源を配付する場合、部門管理サーバと業務サーバの機能は同じです。

[図:ソフトウェア資源を配付する場合の構成例]

また、配付先の部門数が多い場合に、運用管理サーバにかかる負荷を分散することも可能です。

図:資源の配付先の部門数が多い場合の構成例”に、資源の配付先の部門数が多い場合の構成例を示します。

[図:資源の配付先の部門数が多い場合の構成例]


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008