Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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2.3.45 操作制御エージェント起動条件記述ファイル
■ファイル名
任意(*.*)
■使用用途
操作制御マネージャ起動条件ファイルに記述した操作の判定方法等の情報をSystemwalkerコンソールを表示する端末ごとに設定する定義ファイルです。
本ファイルは、idorcagent(操作制御エージェント起動条件ファイル作成コマンド)の入力ファイルとして指定します。
■格納場所
■ファイル形式
本ファイルは、エディタを使用して以下の形式で作成します。
- 1レコード1040桁(バイト)以内で作成します。
- #以降はコメントとみなされます。
- キーワードと“=”の間には空白を入れず、連続して記述します。
common_user=n
interval=-1
hide_id=n
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■パラメタ
- common_user:
- 複数のSystemwalkerコンソールの操作の保護を行う場合、有効となるユーザ名の保存方法を指定します。省略した場合、“n”で動作します。
- y:
- Systemwalkerコンソールで共通のユーザ名を使用します。
- n:
- Systemwalkerコンソールごとのユーザ名を使用します。
- interval:
- 入力したユーザ名が有効な期間(秒)を指定します。以下の値を指定します。省略した場合、操作制御マネージャ起動条件記述ファイルで登録したintervalパラメタの値で動作します。"common_user=y"(Systemwalkerコンソールで共通でユーザ名を使用する)を指定した場合、パラメタを省略できません。
- -1:
- Systemwalkerコンソールで操作の判定が必要な操作を行うたびに、ユーザ名/パスワードの入力が必要です。
Systemwalkerコンソールで操作の判定が必要な操作については、“操作制御機能の対象となるメニュー/操作”を参照してください。
- 0:
- 入力したユーザ名は、[コンソール操作制御 [状態表示]]アイコンで「ユーザ名を無効にする」操作がされるまで有効です。
- 1〜3600:
- Systemwalkerコンソールで操作の判定が必要な操作を行ってから、ユーザ名を無効とするまでの時間を秒単位で指定します。指定した時間が経過したあとで[Systemwalkerコンソール]で操作を行うと、[コンソール操作制御[操作の判定]]ダイアログが表示され、再度、ユーザ名の入力が必要となります。
Systemwalkerコンソールで操作の判定が必要な操作については、“操作制御機能の対象となるメニュー/操作”を参照してください。
- hide_id:
- 入力したユーザ名を隠す(“*”表示にする)場合に指定します。省略した場合、操作制御マネージャ起動条件記述ファイルで登録したhide_idパラメタの値で動作します。
- y:
- [コンソール操作制御[操作の判定]]ダイアログのユーザ入力域に入力される文字列を"*"で表示します。
[コンソール操作制御[ユーザ名を無効]]ダイアログ、[コンソール操作制御[ユーザ名を設定]]ダイアログ、および[コンソール操作制御[状態表示]]ウィンドウに表示するユーザ名を"********"と表示します。
- n:
- 入力したユーザ名をそのまま表示します。
■参照
操作制御マネージャ起動条件記述ファイル
idorcagent(操作制御エージェント起動条件ファイル作成コマンド)
■注意事項
- コンソール操作制御の運用が「ログインIDでの操作の保護」機能を使用する場合、本ファイルによる設定は必要ありません。
- パラメタの値をすべて省略値で運用する場合、本ファイルによる設定は必要ありません。
■使用例
common_user=n # ユーザ名の保存方法
interval=-1 # ユーザ名の有効期間
hide_id=n # ユーザ名の表示
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■サンプルファイルの格納場所
運用管理クライアントに、操作制御エージェント起動条件記述ファイルのサンプルが格納されています。任意のディレクトリにコピーし、システムの運用方法に合わせてカスタマイズすることで、操作制御エージェント起動条件記述ファイルを作成できます。
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpOrCtrl\sample\sample1_agent.txt |
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