Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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[EE/GEE]
2.3.29 クラスタ待機系監視環境定義ファイル【UNIX版】
■ファイル名
opaclsconf
■使用用途
運用管理サーバの待機系監視を使用する場合に、動作環境を定義します。
■格納場所
Solaris
Linux |
/etc/opt/FJSVsagt/ |
■ファイル形式
SAVMSGNUM 100
CONRTRYTM 30
SCRFLG on
SCRTIME 30
SCRNUM 3
SERVICENAME uxpopagt
■パラメタ
- SAVMSGNUM:
- 運用系ノードと待機系ノードのSystemwalkerが通信不可状態の時に、待機系ノードで監視対象メッセージが発生した場合、待機系ノードはそのメッセージを一時ファイルに保存します。SAVMSGNUMでは一時ファイルに保存するメッセージ数を100〜500で指定します。デフォルトは100です。
一時ファイルに保存されたメッセージは、Systemwalker同士の通信が可能となった時に、運用系ノードに転送されます。
- CONRTRYTM:
- 待機系ノードのSystemwalkerが運用系ノードへの接続に失敗した場合に行う、接続リトライ処理の間隔(秒)を、10〜3600で指定します。デフォルトは30です。
- SCRFLG:
- 送達確認機能(注1)を使用する場合は“on”、使用しない場合は“off”を指定します。デフォルトは“on”です。
- SCRTIME:
- 待機系から運用系に送信したデータに対して送達確認が送信されて来ない場合に行う、データ送信リトライ処理の時間間隔(秒)を10〜180で指定します。デフォルトは30です。
- SCRNUM:
- 待機系から運用系に送信したデータに対して送達確認が送信されて来ない場合に行う、データ送信リトライ処理の回数を0〜10で指定します。デフォルトは3です。
- SERVICENAME:
- 待機系ノードのSystemwalkerから運用系ノードに接続する際に使用するサービス名を指定します(注2)。デフォルトは“uxpopagt”です。
- 注1)
- 待機系から運用系へのデータ送信に対し、運用系からデータ受信完了を通知させる機能です。
- 注2)
- システム監視エージェントが使用するサービス名(通信環境定義-通信環境定義詳細-動作設定-動作設定詳細-サービス名 デフォルトは“uxpopagt”)と同じサービス名を定義します。必ず/etc/inet/servicesファイルに定義されたサービス名と一致させてください。
■参照
stpopasyslog(syslog連携停止コマンド)【UNIX版】
stropasyslog(syslog連携起動コマンド)【UNIX版】
クラスタノード定義ファイル
■注意事項
- 各定義項目名と値の間には半角文字で空白またはタブを設定します。
- 行の先頭に“#”記号がある場合は、“#”記号から「改行」までがコメントになります。
- 1行の定義は512バイト以内で記述します。
- 本定義内に不当な設定がある場合は、デフォルトの値で動作します。
- 本定義ファイルは、同一システムへのリストアの場合だけがバックアップ・リストアの対象です。(その他の場合は、バックアップ・リストア対象外です。)
- 本定義ファイルは、汎用エディタで編集します。
- 本ファイルに定義した内容はシステムの再起動または、syslog連携の再起動時に有効になります。syslog連携の停止/起動方法は、stropasyslogコマンドおよびstpopasyslogコマンドを参照してください。
■使用例
以下の構成の場合について説明します。

- NodeA、NodeB:
- OSのホスト名(Solaris版)
またはコンピュータ名(Windows版)
- aaa、bbb:
- システム監視の[通信環境定義詳細]の[自ホスト名]で[ユーザ指定]したホスト名
クラスタノード定義ファイルの定義と、クラスタ待機系監視環境定義ファイルのOWNHOSTGET およびOWNHOSTNAMEの定義の関係は以下のようになります。
- NodeAの定義ファイル

- NodeBの定義ファイル

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