Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第2章 ファイルの形式 | > 2.3 定義情報 |
opashrfmon
共有ディスク上のログファイル監視を行う場合に、監視するログファイル名、通知するメッセージの形式、監視方法などを定義します。本定義は、監視を行うクラスタシステムの各ノードでそれぞれ定義する必要があります。
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpopagt\etc |
UNIX |
/etc/opt/FJSVsagt |
【Windows版】
# monitor-file label errclass work-file "H:\share1\log\app1log" "AP:app1" ERROR "" "H:\share2\log\app2log" "AP:app2" INFO "H:\share2\tmp\ap2_workfile" "H:\share1\log\app3log" "" NOHEAD ""
【UNIX版】
# monitor-file label errclass work-file mount-point "/share1/log/app1log" "UX:app1" ERROR "" "/share2/log/app2log" "UX:app2" INFO "/share2/tmp/ap2_workfile" "/mnt" "/share1/log/app3log" "" NOHEAD ""
項目名 |
最大長(バイト) |
値の形式 |
備考 |
monitor-file監視対象ファイル名 |
511 |
""で囲んだフルパス |
空文字""不可 省略不可 |
labelメッセージに付加するラベル |
256 |
""で囲んだフルパス |
空文字""一部可※ 省略不可 |
errclassメッセージに付加するエラー種別 |
− |
INFO WARNING ERROR HALT 情報 警告 エラー 停止 NOHEAD のどれか |
""で囲まない 省略不可 |
work-file監視作業ファイル名 |
511 |
""で囲んだフルパス |
空文字""可 省略不可 |
mount-pointマウントポイント【UNIX版】 |
511 |
""で囲んだフルパス |
省略不可 |
ファイル名の最後が".+@"となっているファイルは監視ファイル名格納ファイルとして扱います。
※errclassにNOHEADを指定した場合だけ空文字""を指定してください。
INFO |
WARNING |
ERROR |
HALT |
NOHEAD |
情報 |
警告 |
エラー |
停止 |
|
また、labelには空文字""を指定してください。それ以外を指定した場合はエラーとなります。
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通常ログファイルに書き込まれる文字列は、イベント監視の条件定義で詳細な定義が可能となる形式『ラベル: エラー種別: メッセージ』となっていないため、定義された“ラベル”、“エラー種別”を付加したものをイベントとして扱っています。
アプリケーションがログファイルに出力したメッセージが『ラベル: エラー種別: メッセージ』となっている場合、アプリケーションが出力した情報を有効に利用するため、“ラベル、エラー種別を付加しない”設定にしてください。
『“@”+監視対象ファイル名+“.fmon”』
指定するファイルは、監視対象ファイルと同じ共有ディスク上にする必要があります。
指定して作成されたファイル(空文字指定も含む)の属性(セキュリティ設定で“Administrators”、“SYSTEM”グループが共に割り当てられ、“書き込み”、“読み取り”が許可されている)が変更されてアクセス権限が無くなると、共有ディスクのログファイル監視が行えなくなるため、属性の変更はやめてください。
“監視作業ファイル”のアクセス権が変更されている場合、以下の手順にて“監視作業ファイル”を再作成してください。
指定するファイルは、監視対象ファイルと同じ共有ディスク上にする必要があります。
指定して作成されたファイル(空文字指定も含む)の属性(ファイルの所有者が“システム管理者(スーパーユーザ)権限”で、所有者の“書き込み”、“読み込み”が許可されている)が変更されてアクセス権限が無くなると、共有ディスクのログファイル監視が行えなくなるため、属性の変更はやめてください。
“監視作業ファイル”のアクセス権が変更されている場合、以下の手順にて“監視作業ファイル”を再作成してください。
opasfmon(共有ディスクファイル監視制御コマンド)
opashrfmonext(共有ディスクファイル監視拡張コマンド)
監視ファイル名格納ファイル
“H:\share1\log\app1log” を監視対象ファイルとして監視します。
# monitor-file label errclass work-file "H:\share1\log\app1log" "AP:app1" ERROR ""
監視対象ファイルに“message”というテキストが書き込まれると、以下のメッセージがSystemwalkerに通知されます。
AP:app1: ERROR: message
監視作業ファイル名は空文字""が指定されていますので、自動的に“H:\share1\log\@app1log.fmon” という名前が割り当てられ、作成されます。
“/share1/log/app1log”を監視対象ファイルとして監視します。
# monitor-file label errclass work-file mount-point "/share1/log/app1log" "UX:app1" ERROR ""
監視対象ファイルに“message”というテキストが書き込まれると、以下のメッセージがSystemwalkerに通知されます。
UX:app1: ERROR: message
監視作業ファイル名は空文字""が指定されていますので、自動的に“/share1/log/@app1log.fmon” という名前が割り当てられ、作成されます。
“H:\share2\log\app2log” を監視対象ファイルとして監視します。監視作業ファイルは、“H\share2\tmp\ap2_workfile”という名前で作成します。
# monitor-file label errclass work-file "H:\share2\log\app2log" "AP:app2" INFO "H:\share2\tmp\ap2_workfile"
監視対象ファイルに”message”というテキストが書き込まれると、以下のメッセージがSystemwalkerに通知されます。
AP:app2: INFO: message
“/share2/log/app2log” を監視対象ファイルとして監視します。監視作業ファイルは“/share2/tmp/ap2_workfile”という名前で作成します。
# monitor-file label errclass work-file mount-point "/share2/log/app2log" "UX:app2" INFO "/share2/tmp/ap2_workfile"
監視対象ファイルに”message”というテキストが書き込まれると、以下のメッセージがSystemwalkerに通知されます。
UX:app2: INFO: message
“H:\share3\log\app3log” を監視対象ファイルとして監視します。ラベル、エラー種別は付加しないものをイベントとして通知します。
# monitor-file label errclass work-file "H:\share3\log\app3log" "" NOHEAD ""
監視対象ファイルに”message”というテキストが書き込まれると、以下のメッセージがSystemwalkerに通知されます。
message
“/share3/log/app3log” を監視対象ファイルとして監視します。ラベル、エラー種別は付加しないものをイベントとして通知します。
# monitor-file label errclass work-file mount-point "/share3/log/app3log" "" NOHEAD ""
監視対象ファイルに”message”というテキストが書き込まれると、以下のメッセージがSystemwalkerに通知されます。
message
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