Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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2.3.15.1 基本オプション
オプションの記述形式を以下に示します。
drmspath = DRMS管理ファイルを獲得するディレクトリのフルパス名
[work_dir = 作業ディレクトリフルパス名]
■drmspathオプション
資源配付の管理ファイル名をフルパス名で設定します。管理ファイルの確保方法には、以下の2種類の方法があります。
- 資源配付のインストール時に資源配付が自動的に確保する方法
- 資源配付提供時には、本オプションに標準の管理ファイルのパス名が設定してあります。資源配付をインストールした際、この標準の管理ファイルが作成され、資源配付はこの管理ファイルを使用します。したがって、この標準の管理ファイルを使用する場合、本オプションを変更する必要はありません。管理ファイルの容量については、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。
- 資源配付のインストール後に利用者が任意のファイル・システムに確保する方法
- 領域不足などの問題で標準の管理ファイルを確保できない場合は、利用者任意のパーティションまたはドライブに、管理ファイルを確保することができます。この場合、利用者は、資源配付を起動する前に管理ファイルを確保しておく必要があります。本オプションに獲得した管理ファイル名を、フルパス名で指定します。

DRMS管理ファイル指定時の注意事項
【Windows版】
DRMS管理ファイルは、ネットワークドライブ上に設定しないでください。また、ここで指定するドライブがFATファイルシステムを使用している場合、システムの設定で“長いファイル名”を使用しない設定を行わないでください。
【UNIX版】
DRMS管理ファイルは常にIPLで自動マウントされるufsに作成してください。
[EE/GEE]

クラスタシステム運用時の注意事項
- クラスタシステム運用の場合は、drmspathで指定するパス名は必ず共用ディスクを指定してください。
- 部門管理/業務サーバをクラスタグループに含めない場合は、drmspathで指定するパス名は必ずローカルディスクを指定してください。
■work_dirオプション
本オプションには、資源配付が受信または適用中に使用する作業用ディレクトリを指定します。作業用ディレクトリは、必ずフルパスで記述し、DRMS管理ファイルと同じパスに指定しないでください。作業用ディレクトリは、DRMS管理ファイルとは別のパーティションまたはドライブを指定することをお勧めします。作業用ディレクトリの確保方法には、以下の2種類の方法があります。
- 資源配付のインストール時に資源配付が自動的に確保する方法
- 資源配付提供時には、本オプションに標準の作業用ディレクトリのパス名が設定してあります。資源配付のインストールディレクトリ直下のdrmsworkディレクトリを使用します。したがって、この標準の作業用ディレクトリを使用する場合、本オプションを変更する必要はありません。
- 資源配付のインストール後に利用者が任意のファイル・システムに確保する方法
- 領域不足などの問題防止のために、利用者任意のパーティションまたはドライブに、作業用ディレクトリを確保することができます。この場合、利用者は、本オプションに作業用ディレクトリのフルパス名で指定します。
なお、本オプションが省略された場合、DRMS管理ファイルと同じ場所にworkディレクトリを自動的に作成し、作業用ディレクトリとして使用します。

作業用ディレクトリ指定時の注意事項
- 本オプションで指定した作業用ディレクトリを、資源配付の動作中に変更または削除しないようにしてください。本オプションで指定した作業用ディレクトリ配下のディレクトリ、ファイルは、資源配付の起動時に自動的に削除します。
- 本オプションを誤って以下のように指定した場合、資源配付の起動時にエラーとなり、資源配付が起動できないので注意してください。
- 本オプションで指定した作業用ディレクトリがディレクトリでない場合
- 本オプションで指定した作業用ディレクトリが存在せず、その親ディレクトリも存在しない場合
なお、本オプションで指定した作業用ディレクトリが存在せず、その親ディレクトリが存在する場合は、資源配付が自動的に指定された作業用ディレクトリを作成します。
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