Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 ファイルの形式> 2.1 ポリシー情報> 2.1.15 ネットワーク管理の監視情報ファイル

2.1.15.7 MIB監視の設定

パラメタの記述形式を以下に示します。

[MT]
PO0=設定先種別, 設定先, 設定有効フラグ, 指定MIB数
[MT-UNIT]
PO0#0=設定有効フラグ, MIB名, インスタンス, MIBシンタックス, 
タイムアウト, リトライ回数, ポート番号, 動作時間設定タイプ, 
ポーリング間隔, 動作時間帯フラグ, 動作時間帯設定数, 開始時刻(注1), 
終了時刻(注1), 動作時刻数, 動作時刻(注2), しきい値条件数
PO0#1= …
PO0#2= …
…
[MT-CND]
PO0#0#0=しきい値タイプ, しきい値, しきい値超え条件, リセット条件フラグ,
リセット値, リセット条件, トラップ通知フラグ, トラップ通知条件, 
enterprise, specific, Code, エージェントアドレス, Varbind情報数
PO0#0#1= …
…
PO0#1#0= …
[MT-VAR]
PO0#0#0#0-= VarbindName, Varbind Value, Varbindシンタックス
PO0#0#0#1-= …
…

注1) 開始時刻および終了時刻の対で複数設定可能
注2) 時刻は複数設定可能

■パラメタ

設定先種別(文字列):
ポリシー設定を行う設定先を記述します。設定先には、以下の文字列を指定します。
”DV”:
部門に対して指定する場合
”SG”:
ネットワークに対して指定する場合
”ND”:
ノードに対して指定する場合
設定先(256文字以内の文字列):
設定先種別によって以下を指定します。
設定先種別が”DV”の場合:
管理サーバとなるノードに所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。
設定先種別が”SG”の場合:
ネットワークアドレスを指定します。
設定先種別が”ND”の場合:
所属するインタフェースのホスト名またはIPアドレスを指定します。
設定有効フラグ(2バイトの数値):
無効を指定した場合、監視は行われません。
0:
無効
1:
有効
指定MIB数(2バイトの数値):
監視対象MIBの数を指定します(0〜10240)。

指定した値だけセクション[MT-UNIT]を定義します。

設定有効フラグ(2バイトの数値):
無効を指定した場合、指定した監視対象MIBは監視されません。
0:
無効
1:
有効
MIB名・MIBインスタンス(1024バイト以下の文字列):
監視対象となるMIB名・インスタンスを文字列で指定します。
MIBシンタックス(2バイトの数値):
監視対象MIBのシンタックスを、以下のどれかで指定します。不明な場合は0を指定してください。
0:
不明
1:
INTEGER
2:
OCTET_STRING
6:
COUNTER
7:
GAUGE
8:
TIMETICKS
11:
COUNTER64
12:
UNSIGNED32
タイムアウト(2バイトの数値):
ポーリングのタイムアウト時間を秒単位で指定します(1〜3599)。
リトライ回数(2バイトの数値):
ポーリングタイムアウト時のリトライ回数を指定します(0〜999)。
動作時間設定タイプ(2バイトの数値):
動作時間の指定方法を指定します。
0:
動作時間の指定をポーリング間隔指定で行う
1:
動作時刻指定で行う
ポーリング間隔(2バイトの数値):
ポーリング間隔を秒単位で指定します(1〜86399、デフォルトは3600)。
ポート番号(2バイトの数値):
ポーリングを行うときのSNMP要求のポート番号を指定します(1〜32767、デフォルトは161)。
動作時間帯フラグ(2バイトの数値):
ポーリング間隔を指定した場合に、ポーリング間隔で動作する時間帯を指定するかどうかを指定します。
0:
ポーリング間隔で動作する時間帯を指定しない
1:
ポーリング間隔で動作する時間帯を指定する
動作時間帯設定数(2バイトの数値):
指定する動作時間帯の数を指定します(上限は60)。指定しない場合は0を指定してください。
開始時刻(2バイトの数値):
動作時間帯の開始時刻を0:00からの秒数で指定します(0〜86399)。
終了時刻(2バイトの数値):
動作時間帯の終了時刻を0:00からの秒数で指定します(0〜86399)。
動作時刻数(2バイトの数値):
指定する動作時刻の数を指定します(上限は512)。指定しない場合は0を指定してください。
動作時刻(2バイトの数値):
動作時刻を0:00からの秒数で指定します(0〜86399)。
しきい値条件数(2バイトの数値):
監視対象MIBのしきい値の指定数を指定します(0〜10240)。

指定した値だけセクション[MT-CND]を定義します。

しきい値タイプ(2バイトの数値):
しきい値の指定方法を指定します。
0:
しきい値を絶対値指定する
1:
しきい値を相対値で指定する
しきい値(64バイト以内の文字列):
しきい値を文字列で指定します。数値の場合も数値を文字列で指定する必要があります。
しきい値超え条件(2バイトの数値):
しきい値超え条件を以下のどれかを指定します。
0:
下回った
1:
上回った
2:
以下
3:
以上
4:
等しい
5:
等しくない
リセット条件フラグ(2バイトの数値):
リセット条件を指定するかどうかを指定します。
0:
リセット条件を指定しない
1:
リセット条件を指定する
リセット値(64バイト以内の文字列):
リセット値を文字列で指定します。数値の場合も数値を文字列で指定する必要があります。
リセット条件(2バイトの数値):
しきい値条件をリセットする条件を指定します(指定値はしきい値超え条件と同様)。リセット条件を指定しない場合は再びしきい値条件を満たす値を取得してもトラップは通知されません。
トラップ通知フラグ(2バイトの数値):
トラップ通知を行うかどうかを指定します。
0:
トラップ通知を行わない
1:
トラップ通知を行う
トラップ通知条件(2バイトの数値):
しきい値超えが連続して何回発生した場合にトラップを通知するかを指定します(1〜999)。
enterprise(256バイト以内の文字列):
通知するトラップのenterpriseを文字列で指定します。指定のない場合は”enterprises.211.4.19.3”が指定されます。
specificCode(4バイトの数値):
通知するトラップのspecificCodeを指定します(-2147483647〜2147483647)。
エージェントアドレス(256バイト以内の文字列):
トラップ通知する場合に設定するエージェントアドレスをIPアドレス文字列で指定します。
Varbind情報数(2バイトの数値):
Varbind情報の設定数を指定します(0〜10240)。

指定した値だけセクション[MT-VAR]を定義します。

VarbindName(256バイト以内の文字列):
VarbindNameを文字列で指定します。
VarbindValue(256バイト以内の文字列):
VarbindValueを文字列で指定します。
Varbindシンタックス(2バイトの数値):
Varbindのシンタックスを指定します。設定値は前述のMIBシンタックスと同様です。

■注意事項

設定項目にて秒数を指定する場合は60以下の値を指定しないでください。また、指定する秒数は60の倍数で指定してください。


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