Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.264 swctclsh(スクリプト実行コマンド)

■機能説明

本コマンドは、指定されたSystemwalkerスクリプトを実行します。実行できるスクリプト構文は、Systemwalkerが提供するTcl/Tk標準機能の制御文、コマンドおよびSystemwalker拡張コマンドです。本コマンドの多重度に、制限はありません。

■記述形式

swctclsh

[-errmsg] [-w] execname|scriptfile [arg1 arg2 ...]

■オプション

-errmsg:
スクリプト起動時のエラーメッセージを[Systemwalkerコンソール]へ出力します。イベントに対するアクションとして単体起動型スクリプトを起動する場合(アプリケーション起動アクション)に指定します。
-w:
execnameに指定した実行名により実行されるスクリプトファイル名をフルパスで表示します。execnameでなくscriptfileを指定した場合は、scriptfileで指定したスクリプトファイル名をそのまま表示します。
execname|scriptfile:
実行する単体起動スクリプトを指定します。登録済みスクリプトの実行名、または、フルパスのスクリプトファイル名を指定します。
arg1 arg2 ...:
execnameまたはscriptfileに渡すパラメタを指定します。

■復帰値

復帰コードは、実行するスクリプトファイルの記述で制御することができます。スクリプトが返却できる復帰コードは、0〜128までです。129〜255は、スクリプト実行コマンドがエラー時に返却時の値として使用します。

0〜128:
実行スクリプトの結果コード
129〜255:
スクリプト実行コマンドによるエラー

返す値は同時に標準エラー出力に出力するエラーメッセージ(“swctclsh”で始まるメッセージ)のIDと同じ値になります。

■参照

mpscsctl(スクリプト管理コマンド)
stpswctcl(スクリプト停止コマンド)
表:スクリプト制御用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/usr/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

実行するスクリプトファイルが原因でエラーが発生した場合は、ラベル等がなく、スクリプトファイル名や行番号が明示されたメッセージが、標準エラー出力に出力されます。以下に出力エラーメッセージの例を示します。

【UNIX版】
コマンドを実行する環境とシステムのコード系を同一のものにしてください。

■使用例

【Windows版】

スクリプトファイル“C:\home\scripts\a.swt”を実行します。

C:\Systemwalker\mpwalker.dm\bin\swctclsh C:\home\scripts\a.swt

【UNIX版】

スクリプトファイル“/home/scripts/a.swt”を実行します。

/usr/bin/swctclsh /home/scripts/a.swt

■実行結果/出力形式

a.swtの処理に依存します。

a.swtが、スクリプト内で標準出力/標準エラー出力に情報を書く処理をしているスクリプトの場合は、出力結果が端末上に表示されます。


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