Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.253 pwchangec(スタートアップアカウントのパスワード変更コマンド)

■機能説明

インストール時に指定した[スタートアップアカウント]のパスワードを変更します。

コマンドの実行方法は、GUIモードとサイレントモードの2つがあります。-pオプションで新しいパスワードを指定した場合にはサイレントモードで、-pオプションを指定しなかった場合にはGUIモードで実行されます。

コマンド実行前にWindowsのパスワードを変更しておき、対象サーバ上で直接実行します。使用するすべてのサービスを停止するため、業務を行っていない状態で実行します。

変更対象となるサービスのサービス表示名は、Systemwalker MpOpagt(サービス名はMpOpagt) です。

■記述形式

pwchangec

[-p 新しいパスワード]

■オプション

-p 新しいパスワード
変更するパスワードを入力します。
省略した場合には、GUIモードで起動されます。
指定した場合には、サイレントモードとして起動されます。サイレントモードで起動すると、プロンプトがコマンドの終了を待たずに表示されます。処理結果は画面に表示されません。

■復帰値

コマンドラインから起動した場合、復帰値は常に0となります。

復帰値は(Windows APIの仕様により)バッチファイルから起動した場合に戻ります。
バッチファイルから実行した場合には、以下の環境変数を参照することにより、パスワード変更ツールの復帰値を獲得することが可能です。

%ERRORLEVEL%

例:
pwchangec -p NewPassword
echo %ERRORLEVEL%
%ERRORLEVEL%の値が0:
正常
%ERRORLEVEL%の値が1:
異常

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

■使用例

スタートアップアカウントのパスワードを変更します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\bin配下で実行します。

GUIモードで起動する場合

pwchangec

サイレントモードで起動する場合

pwchangec -p systemwalker

■実行結果/出力形式

GUIモードの場合

正常終了時は、以下のメッセージが表示されます。

パスワード情報の変更に成功しました。

例:混在インストール環境での正常終了時は、以下のように表示されます。

パスワード情報の変更に成功しました。
[設定変更しなかったサービス]
- Systemwalker MpOpagt

Systemwalker Centric Managerだけのサービスに対してスタートアップアカウントのパスワードを変更する場合は、この時点で作業は完了しています。

Systemwalker Operation Managerのサービスのパスワードも変更する場合は、pwchangeoコマンドを実行してください。

 

例:異常終了時は、以下のメッセージが表示されます。

パスワード情報の変更に失敗しました。
[設定に失敗したサービス]
- MpScsv
- MpOpagt
- MpOpgui
- MpPcgui

サイレントモードの場合

処理結果は、画面上に表示されません。

処理結果の確認は、以下の手順で行います。

  1. ログファイルを参照してください。

    格納場所:Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\log\PW_LOG_.log

  2. メッセージファイルを確認してください。

    メッセージファイルが存在しなければ正常終了です。
    格納場所:Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\log\PWENDLIST.TXT

    混在インストール環境での正常終了時、または異常終了時の場合は、メッセージファイルにパスワード変更されなかったサービス名が記録されています。


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