Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.247 pcentricmgr(サービス/デーモンの停止コマンド)

■機能説明

【Windows版】

本コマンドは、Systemwalker Centric Managerの各機能のサービスを停止します。

【UNIX版】

本コマンドは、以下のコマンドで起動されるデーモンを除く、Systemwalker Centric Managerのすべてのデーモンを停止します。

[Solaris 9の場合]

[Solaris 10の場合]

 以下のSMFサービス

[Linuxの場合]

[AIXの場合]

 /etc/inittabに登録された以下のコマンド

[HP-UXの場合]

なお、“デーモン一括起動・停止制御ファイル”を変更することにより、起動/停止の対象とするデーモンをカスタマイズすることができます。

■記述形式

【Windows版】

pcentricmgr

[/a] [/FS1] [/FS2] [/FS3] [/FS4] [/FS6] [/FD] [/FR] [/h]

【UNIX版】

pcentricmgr

[-a] [-s] [-FS1] [-FS2] [-FS3] [-FS4] [-FS6] [-FD] [-halt] [-h]

■オプション

【Windows版】

/a:
Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerの両製品が同じマシン上にインストールされている環境で、両製品のサービスを同時に停止させる場合に指定します。
/FS1:
監視機能の基盤であるフレームワークのサービスを停止する場合に指定します。本オプションを指定した場合、監視機能(下記のFS2〜FS4)も自動的に停止の対象となります。
/FS2:
[イベント監視(定義GUI)](注1)、GUIのサービスを停止する場合に指定します。

注1) 以下の定義を実施するためのサービスです。

/FS3:
アプリケーション管理のサービスを停止する場合に指定します。
/FS4:
ネットワーク管理、性能監視のサービスを停止する場合に指定します。
/FS6:
/FS1〜/FS4オプションで停止しない監視サービスを停止する場合に指定します。
/FD:
資源配付のサービスを停止する場合に指定します。
/FR:
リモート操作のサービスを停止する場合に指定します。
/h:
本コマンドのヘルプ(Usage)を表示させる場合に指定します。
備考.
上記のオプション(/FS1、/FS2、/FS3、/FS4、/FS6、/FD、/FR)は、それぞれ自由に組み合わせて指定することができます。

上記のオプション(/a、/h)は、他のどのオプションとも組み合わせて指定することはできません。

上記のどのオプションも指定されない場合、リモート操作以外のSystemwalker Centric Managerのすべてのサービスが停止対象となります。

【UNIX版】

-a:
Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerの両製品が同じマシン上にインストールされている環境で、両製品のデーモンを同時に停止させる場合に指定します。
-s:
Systemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerの両製品が同じマシン上にインストールされている環境で、両製品の共通デーモンであるセキュリティ機能(ACL Manager)のデーモンも同時に停止させる場合に指定します。
-FS1:
監視機能の基盤であるフレームワークのデーモンを停止する場合に指定します。本オプションを指定した場合、監視機能(下記のFS2〜FS6)も自動的に停止の対象となります。
-FS2:
GUIのデーモンを停止する場合に指定します。
-FS3:
アプリケーション管理のデーモンを停止する場合に指定します。
-FS4:
ネットワーク管理、性能監視のデーモンを停止する場合に指定します。
-FS6:
-FS1〜-FS4オプションで停止しない監視デーモンを停止する場合に指定します。
-FD:
資源配付のデーモンを停止する場合に指定します。
-halt:
本オプションは、Systemwalker Centric Managerのデーモンが何らかの理由により、通常の停止方法(本オプションを指定しない方法)で停止できなくなった場合に、強制的にデーモンを停止させる手段として指定します。強制的にデーモンを停止した場合、デーモンの処理が強制的に中断されるため、再度運用を開始する前にリカバリ作業が必要となります。このため、通常の停止(異常になっていない場合の停止)では、本オプションは指定しないようにしてください。
-h:
本コマンドのヘルプ(Usage)を表示します。
備考.
上記のオプション(-FS1、-FS2、-FS3、-FS4、-FS6、-FD)は、それぞれ自由に組み合わせて指定することができます。

上記のオプション(-a、-s、-halt、-h)は、他のどのオプションとも組み合わせて指定することはできません。

上記のどのオプションも指定されない場合、Systemwalker Centric Managerのすべてのデーモンが停止対象となります。

■復帰値

0:
正常終了
0以外:
異常終了

【UNIX版】

コマンド終了時の対処

運用管理サーバでpcentricmgrコマンド実行時に、以下のメッセージが出力されコマンドが終了することがあります。

An error occurred in communication infrastructure. Specify the force termination option (-halt) and execute the command again.

これは、Systemwalker Centric Manager の通信基盤機能に異常が発生し、通常の停止を行えない状態であることを意味します。

このメッセージが出力された場合には、以下の復旧手順を実行する必要があります。

※Interstage共存時は事前にInterstageを停止してください。

  1. Systemwalker Centric Manager を強制停止します。
    pcentricmgr -halt
  2. 通信基盤機能を強制終了します。
    /opt/FSUNod/bin/OD_kill
    コマンド実行時に以下のメッセージが出力されることがありますが、無視して先に進んでください。
    UX:OD:エラー:od15010:ObjectDirector が起動されていません。
  3. 通信基盤のサブプロセスを強制終了します。
    1. 通信基盤のサブプロセス CosNaming_s のプロセスIDを確認します。
      ps -ef | grep CosNaming_s

      (第2カラムに出力される数字が通信基盤サブプロセスのプロセスIDです)

    2. 通信基盤のサブプロセスを強制終了します。
      kill プロセスID

      (プロセスIDには、上記)で確認したプロセスIDを指定します)

  4. 通信基盤の未回収資源を回収します。
    /opt/FSUNod/bin/odrmipc
  5. Systemwalker Centric Manager を起動します。
    scentricmgr

■参照

scentricmgr(サービス/デーモンの起動コマンド)
表:サービス/デーモンの起動/停止用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

【Windows版】

【UNIX版】


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