Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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[EE/GEE]
1.2.207 mpsupclt(クラスタの環境設定コマンド)【UNIX版】
■機能説明
本コマンドは、Systemwalker Centric Managerの運用管理サーバまたは部門管理サーバをクラスタ環境(対応しているのは、PRIMECLUSTERまたはSun Clusterです。)で運用できるように設定します。
■記述形式
mpsupclt |
-k 種別 -i 引き継ぎIPアドレス -h ホスト名 -m マウントポイント [-I] [-mix] |
■オプション
- -k 種別:
- セットアップするノードの種別を以下から指定します。
- Primary:
- プライマリ・ノードのセットアップ時に指定します。
- Secondary:
- セカンダリ・ノードのセットアップ時に指定します。
- -i 引き継ぎ用IPアドレス:
- Systemwalker Centric Managerで使用する引き継ぎIPアドレスを指定します。
- -h ホスト名:
- 引き継ぎIPアドレスに対するネットワークのホスト名を指定します。
- -m マウントポイント:
- 切り替えディスク上に設定したパーティションを以下のマウントするディレクトリに設定したものを指定します。
- Solaris版の場合:/etc/vfstab
- Linux版の場合
- PRIMECLUSTER 4.2A00を使用している場合:/etc/fstab
- PRIMECLUSTER 4.2A30以降を使用している場合:/etc/fstab.pcl
- -I:
- 本オプションは、クラスタのセットアップ後に自動的にSystemwalker Centric Managerの環境構築まで実施する場合に指定します。本オプションを用意する場合、環境構築処理で必要な情報を記述したファイルを指定する必要があります。ファイルの詳細については、“環境構築情報ファイル【UNIX版】”を参照してください。
- -mix:
- 本オプションは、同一マシン上にInterstage(またはObjectDirector)がインストールされている環境で、運用管理サーバのクラスタ設定を行う場合に指定します。Interstage(またはObjectDirector)と共存しない環境では、本オプションは指定しないでください。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- 異常終了
■参照
mpsupunc(クラスタ環境設定の解除コマンド)【UNIX版】
環境構築情報ファイル【UNIX版】
表:クラスタ情報の登録/削除用コマンド
■コマンド格納場所
Solaris
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバで実行可能です。
■注意事項
- 本コマンドを実行してクラスタ設定を行う場合、プライマリ・ノード側の設定を先に行い、その後、セカンダリ・ノード側の設定を行ってください。
- 本コマンドを実行してクラスタの環境の設定に失敗した場合は、“mpsupunc(クラスタ環境設定の解除コマンド)【UNIX版】”の注意事項を参照してください。
- 本コマンドを実行し、“-m”で指定する共有資源用パーティションのマウントポイントに“/SWFWDB”を使用する場合、“Systemwalker Centric Manager環境作成”ではRDB管理情報の作成先にデバイス名を指定することができません。RDB管理情報の作成先指定時に、ディレクトリではなくデバイス名を設定する場合、マウントポイントとして“/SWFWDB”を指定しないでください。
■使用例
プライマリ・ノードでセットアップを実施します。なお、引き継ぎIPアドレスは“10.100.123.40”、引き継ぎホスト名は“clhost”、共有ディスクのマウントポイントは“/share”とします。
mpsupclt -k Primary -i 10.100.123.40 -h clhost -m /share
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