Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.124 mpbkc(バックアップコマンド)

■機能説明

本コマンドを実行すると、Systemwalker Centric Managerの各機能の資産を指定された退避先ディレクトリに退避します。

Windows版の場合、このコマンドを使用せず、運用環境保守ウィザードの運用環境の退避でバックアップを行うことを推奨します。手順の詳細については、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。

■記述形式

【Windows】

mpbkc

退避先ディレクトリ名 [/Ca|/Cs] [/d] [/FD] [/FS] [/FR] [/SN]

【UNIX】

[運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバの場合]

mpbkc

-b 退避先ディレクトリ名 [-d] [-FD] [-FS] [-SN]

[運用管理クライアント、クライアントの場合]

mpbkc

退避先ディレクトリ名 [/d] [/FD] [/FS] [/FR]

■オプション

◆【Windows】

退避先ディレクトリ名:
資産を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。

退避先ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。

/Ca:
クラスタの運用系ノードで、共有ディスク上にある資産とローカルディスク上にある資産の両方を退避する場合に指定します。

本オプションは、クラスタの運用系ノードだけで指定してください。

/Cs:
クラスタの運用系ノードまたは待機系ノードで、ローカルディスク上にある資産の退避だけを退避する場合に指定します。

本オプションは、クラスタの運用系ノードおよび待機系ノードだけで指定してください。

/d:
退避時に確認メッセージを一切出力せずに、サイレントモードで資産を退避させる場合に指定します。

本オプションを指定する場合は、退避先ディレクトリを空にしておく必要があります。退避先ディレクトリが空ではない場合、コマンドは、エラー終了します。

/FD:
本オプションを指定すると、資源配付機能の資産を退避します。
/FS:
本オプションを指定すると、監視機能の資産を退避します。
/FR:
本オプションを指定すると、リモート操作機能の資産を退避します。

退避を行う機能を選択するオプション(/FD, /FS, /FR)をすべて省略した場合は、Systemwalker Centric Managerの全機能の資産が退避対象となります。

/SN:
オンラインバックアップ(監視機能を継続したままバックアップ)するときに指定します。本オプションはSystemwalker Centric Manager が起動している状態で実行してください。

クラスタ環境のオンラインバックアップの詳細については、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編”の“バックアップ”を参照してください。

◆【UNIX】

運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバの場合

-b 退避先ディレクトリ名:
資産を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。

退避先ディレクトリ名は、半角英数字で指定します。空白を含むことはできません。

-d:
退避時に確認メッセージを一切出力せずに、サイレントモードで資産を退避させる場合に指定します。

本オプションを指定する場合は、退避先ディレクトリを空にしておく必要があります。退避先ディレクトリが空ではない場合、コマンドは、エラー終了します。

-FD:
本オプションを指定すると、資源配付機能の資産を退避します。
-FS:
本オプションを指定すると、監視機能の資産を退避します。

退避を行う機能を選択するオプション(-FD, -FS)をすべて省略した場合は、Systemwalker Centric Managerの全機能の資産が退避対象となります。

-SN:
オンラインバックアップ(監視機能を継続したままバックアップ)するときに指定します。本オプションはSystemwalker Centric Manager が起動している状態で実行してください。

クラスタ環境のオンラインバックアップの詳細については、“Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編”の“バックアップ(プライマリ/セカンダリ)”を参照してください。

運用管理クライアント、クライアントの場合

退避先ディレクトリ名:
資産を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。

退避先ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。

/d:
退避時に確認メッセージを一切出力せずに、サイレントモードで資産を退避させる場合に指定します。

本オプションを指定する場合は、退避先ディレクトリを空にしておく必要があります。退避先ディレクトリが空ではない場合、コマンドは、エラー終了します。

/FD:
本オプションを指定すると、資源配付機能の資産を退避します。
/FS:
本オプションを指定すると、監視機能の資産を退避します。
/FR:
本オプションを指定すると、リモート操作機能の資産を退避します。

退避を行う機能を選択するオプション(/FD, /FS, /FR)をすべて省略した場合は、Systemwalker Centric Managerの全機能の資産が退避対象となります。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了

■参照

mprsc(リストアコマンド)
premprs(プレリストアコマンド)
表:バックアップ/リストア用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

【Windows】

【UNIX】

◆エラー時の対処

■使用例

Solarisの場合

“/backup”に退避します。

/opt/systemwalker/bin/mpbkc -b /backup

Windowsの場合

サーバの資源を“C:\backup”に退避します。

c:\Systemwalker\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin\mpbkc c:\backup

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