Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - |
目次
索引
![]() ![]() |
第1章 コマンドリファレンス | > 1.2 コマンド |
本コマンドは、監査ログ分析の正規化ログを格納するディレクトリ(正規化ディレクトリ)、正規化ログの検索結果を格納するディレクトリ(検索一時ディレクトリ)および集計機能利用時に必要となるInterstage Navigatorの認証ユーザ情報(ユーザ名、パスワード)を定義します。
指定したディレクトリが存在しない場合、エラーになります。
ディレクトリがすでに定義済みの場合は、定義内容を変更します。ただし、変更前の正規化ディレクトリから変更後の正規化ディレクトリへ、配下のログファイルの移動は行いません。必要に応じて配下のログファイルを移動してください。
mpatacnvtdef |
|
mpatacnvtdef |
[-N 正規化ディレクトリ] [-S 検索一時ディレクトリ] [-U 認証ユーザ名] |
本オプションを省略した場合、検索一時ディレクトリは変更されず、前回設定した検索一時ディレクトリ名が標準出力に表示されます。なお、検索一時ディレクトリが未設定の場合、以下のディレクトリが使用されます。
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpata\var\retrieval |
Solaris |
/var/opt/FJSVmpata/var/retrieval |
検索一時ディレクトリは、すでに作成済みのディレクトリを指定してください。検索一時ディレクトリが存在しない場合、以下のメッセージを出力してコマンドが異常終了します。
mpatacnvtdef: エラー: 1035: 指定されたディレクトリは存在しません。ディレクトリ名=%1 |
検索一時ディレクトリは、セキュリティの観点上、以下のアクセス権だけ設定してください。
Windows |
Administrators権限、およびSYSTEM権限(共にフルコントロール) |
Solaris |
root権限(読み込み・書き込み・実行) |
! " # $ % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ \ ] ^ _ ` { | } ~
本オプションを省略した場合、認証ユーザ情報は変更されず、前回設定した認証ユーザ名が標準出力に表示されます。なお、認証ユーザ情報が未設定の場合、正規化ログの集計ができません。
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin |
Solaris |
/opt/systemwalker/bin |
監査ログ分析で正規化ディレクトリを変更した場合、Interstage Navigatorの環境設定ファイルに指定した「正規化ディレクトリ」も変更する必要があります。以下の手順で環境設定ファイルを修正します。
環境設定ファイル
【Windows版】
Navigatorサーバインストールディレクトリ\bin\rnd.env |
【UNIX版】
Navigatorサーバインストールディレクトリ/etc/rnd.conf |
変更内容
環境変数RN_FILE_DATA_DIRの値を変更後の正規化ディレクトリ名に書き換えます。
RN_FILE_DATA_DIR=変更後の正規化ディレクトリ |
各ディレクトリおよび認証ユーザの現在の定義内容を表示します。
【Windows版】
C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin\mpatacnvtdef |
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/mpatacnvtdef |
認証ユーザを定義します。
【Windows版】
C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin\mpatacnvtdef -U naviuser |
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/mpatacnvtdef -U naviuser |
正規化ディレクトリを定義します。
【Windows版】
C:\Systemwalker\MPWALKER.DM\bin\mpatacnvtdef -N C:\mpata\cnvtlog |
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/mpatacnvtdef -N /mpata/cnvtlog |
オプション省略時は、以下の形式で現在の定義内容が標準出力に出力されます。
現在の定義内容 |
未定義の情報については“(未定義)”と出力されます。
正常終了時は、以下の形式で変更後の定義内容が標準出力に出力されます。
パスワード入力: ******** |
未定義の情報については“(未定義)”と出力されます。
異常終了時は、エラーメッセージを標準エラー出力に出力して、処理を終了します。
目次
索引
![]() ![]() |