Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.87 mpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)

[Systemwalkerコンソール]機能では、システム構成の定義にあたり、監視画面のメニュー項目登録コマンドを提供しています。Systemwalker Centric Managerの監視マップ、および性能監視マップ(ノード中心マップ、ペアノード経路マップ)で、[操作]メニューおよびマップ上のノードを選択して、右ボタンによるポップアップメニューの項目を追加登録するためのコマンドです。

■機能説明

本コマンドは、特定のシステムに対する[操作]メニュー(監視マップ上での右クリックによるポップアップメニューを含む)、および性能監視のマップ上のノードに対する[操作]メニュー(右クリックによるポップアップメニューを含む)を登録する場合に使用します。

コマンド実行時には、認証を行うプロンプトが表示されます。運用管理サーバのAdministrators権限またはDmAdmin権限を持ったユーザ名およびパスワードを入力してください。ただし、Systemwalkerコンソールセットアップにデフォルトの接続先(ユーザ名、パスワードを含む)を登録している場合は、認証は要求されません。

以下の場合は、[操作メニュー登録画面]から登録します。

[操作メニュー登録画面]については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編"を参照してください。

なお、[Systemwalker Webコンソール]で表示可能な[操作]メニューは、-wオプション指定で追加されたものだけです。

■記述形式

mpaplreg

-a -m アプリ名 -p ホスト名 -c コマンドライン [-w] [-n 接続先運用管理サーバのホスト名]

mpaplreg

-d -m アプリ名 [-p ホスト名] [-n 接続先運用管理サーバのホスト名]

mpaplreg

-v [-m アプリ名] [-n 接続先運用管理サーバのホスト名]

■オプション

-a:
ポップアップメニュー項目を登録するときに指定します。
-d:
ポップアップメニュー項目を削除するときに指定します。
-v:
アプリケーションとノードの関係を表示するときに指定します。
-m アプリ名:
ポップアップメニュー項目に登録する名前を記述します。32バイト以内で指定します。名前に空白やコンマを含む場合、””で名前を囲んで指定してください。

アプリ名は重複を防ぐため、一般的な名称ではなく、製品名を使用してください。(例: ABCmanager)

表示時に本オプションを省略すると、すべてのアプリケーションが表示の対象になります。

-p ホスト名:
アプリケーションが対象とするノードのホスト名を記述します。128バイト以内のASCII文字で指定します。

ホスト名を指定していないノードについては、IPアドレスを15バイト以内のASCII文字で指定します。

削除時に本オプションを指定すると対象のノードのポップアップメニュー項目が削除されます。

削除時に本オペランドを省略するとアプリの対象となっているすべてのノードに対してポップアップメニュー項目が削除されます。

-c コマンドライン:
ポップアップメニュー項目を選択したとき起動されるコマンドラインを記述します。

コマンドラインには、アプリケーション用のコマンドまたはURLを指定します。

255バイト以内のASCII文字で指定します。コマンドラインまたはURLに空白やコンマを含む場合は、””で囲って指定してください。

コマンドラインには以下のパラメタを含むことができます。

%HOST:
実行時にマップ上で選択されたノードのホスト名が展開されます。
%IP:
実行時にマップ上で選択されたノードのIPアドレスが展開されます。
%SUBNET:
実行時にマップ上で選択されたノードのサブネットアドレスが展開されます。
%SYSTEM:
実行時にマップ上で選択されたノードの表示名が展開されます。表示名には空白の指定ができるため、\”で囲んで指定してください。
%USER:
Systemwalker Centric Managerの起動ユーザ名が展開されます。
%RCOM:
実行時にマップ上で選択されたノードのReadコミュニティ名が展開されます。コミュニティ名に空白やコンマの文字列を使用する場合、\”で囲んで指定してください。
%WCOM:
実行時にマップ上で選択されたノードのWriteコミュニティ名が展開されます。コミュニティ名に空白やコンマの文字列を使用する場合、\”で囲んで指定してください。
%SYSOBJ:
実行時にマップ上で選択されたノードのSysObjectIDが展開されます。

上記のパラメタをコマンドライン/URLに含めた場合、実行時に展開された値の長さに応じて、コマンドライン/URL長が長くなることがあります。

また、使用のOSによって、実行時に展開されたコマンドライン/URLの長さの制限を受ける場合があります。

-w:
コマンドラインにURLを指定したときに記述します。
-n 接続先運用管理サーバのホスト名:
接続対象の運用管理サーバのホスト名を指定します。

運用管理クライアントで実行する場合のみ指定可能です。

省略した場合は、[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面で設定している運用管理サーバに対して本コマンドを実行します。

[Systemwalkerコンソールセットアップ]画面に運用管理サーバを複数設定している場合は、[常に以下の運用管理サーバに接続する]に設定している運用管理サーバに接続します。

■参照

表:監視画面用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

■使用例

本コマンドは、MS-DOSコマンドです。MS-DOSコマンドのパラメタの中に空白やコンマを含む場合、パラメタを"\"と\""で囲む必要があります。

また、"\"と\""で括ったパラメタ中に”が存在する場合には、パラメタ中に含まれている”の前に\を付与する必要があります。

さらに、パラメタの中に可変パラメタが存在し、かつ、可変パラメタの中に空白やコンマを含む場合、\”で可変パラメタを囲む必要があります。

コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で指定しています。

■実行結果/出力形式

表示の形式には、アプリ指定の表示形式とすべての表示形式の2種類があります。

アプリ指定の表示形式を以下に示します。

すべての表示形式を以下に示します。


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