Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.40 drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))

1.2.40.1 バックアップ情報の定義

■機能説明

メンテナンス版数で適用する資源に対して、バックアップに関する情報を定義します。資源配付は、本情報をもとに、適用を開始する前に資源のバックアップを行います。何らかの原因により適用が失敗した場合は、資源配付が作成するバックアップを復元することによって適用実施前の状態に復元することができます。

【Windows版】

復元する場合には、バックアップパス上に作成される“DRMSRST.BAT”を実行してください。

【UNIX版】

復元する場合には、バックアップディレクトリ上に作成される“drms_rsc_backup”ディレクトリ配下の“drmsrst.sh”を実行してください。

■記述形式

drmsdfn

-a bak -p 対象パス -b バックアップパス [-m all|only]

■オプション

-a bak:
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“bak”と指定します。
-p 対象パス:
対象範囲を指定します。対象範囲はパス単位で指定できます。

複数のパスを指定する場合は、以下のとおり指定します。

-p "ディレクトリ名[,ディレクトリ名][,・・・]"
-b バックアップパス:
バックアップ先のパス名を、ドライブ名を含むフルパスで指定します。
-m all|only:
バックアップの方法を指定します。本オプションは以下のとおり指定します。本オプションを省略した場合は、“all”が指定されたものとみなします。
all:
-pで指定した範囲について、すべての資源をバックアップします。
only:
-pで指定した範囲のうち、変更が入る部分だけをバックアップします。

■復帰値

0:成功
定義処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
オプションの指定に誤りがあります。定義処理ができません。

二重定義です。定義処理ができません。

4:プログラム・エラー
システムにエラーが発生しました。定義処理ができません。

■参照

表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

【Windows版】

【UNIX版】

■使用例

【Windows版】

バックアップの対象を“D:\OA”と“D:\人事”、バックアップ先を“J:\BACKUP”、バックアップ方法を“all”と指定します。

drmsdfn -a bak -p "D:\OA,D:\人事" -b "J:\BACKUP" -m all

【UNIX版】

バックアップの対象を“/usr/oa”と“/usr/jinji”、バックアップ先を“/var/backup”バックアップ方法を“all”と指定します。

drmsdfn -a bak -p "/usr/oa, /usr/jinji" -b /var/backup -m all

■実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。


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