PRIMEQUEST System Disk Mirror for Windows ユーザーズガイド V1.0 |
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付録C 注意事項 |
ブートディスクをミラーリングしたあとは、「メッセージ」で対処方法として指示されている場合を除き、bootcfg コマンドを使用して EFI ブートエントリを変更しないでください。EFI ブートエントリを手動で変更すると、PSDM の EFI ブートエントリ自動設定が正常に動作せず、EFI ブートエントリが破壊されることがあります。
ミラーリングの設定を行うと、ミラー先ディスクは、「ディスクの管理」や diskpart コマンドから認識されなくなり、誤操作から保護されます。
しかし、「ディスクの管理」や diskpart コマンドを起動したままミラーリングの設定やミラーディスクの追加を行うと、ミラー先ディスクが認識されたままとなり誤操作から保護されません。
このため、ミラーリングの設定やミラーディスクの追加を行う場合には、「ディスクの管理」や diskpart コマンドを終了してください。
ミラーディスクに対するパーティションの追加・削除・属性変更はできません。ミラーディスクに対するパーティションの追加・削除・属性変更は、いったんミラーリングを解除してから行ってください。
ミラーディスクの書込みキャッシュは、等価性コピー中のコピー先ディスクは有効、それ以外は無効に設定されます。ミラーディスクの書込みキャッシュは、変更しないでください。
ミラーグループ内に VALID 状態のディスクが存在しなくなった場合は、速やかにそのミラーグループを削除し、必要に応じて故障したディスクの交換やデータのリストアを行ってください。
ミラーグループ内に VALID 状態のディスクが存在しない状態でシステムを再起動すると、そのミラーグループは自動的に削除されます。このとき、EFI ブートエントリ名の変更、リード対象ディスク以外のディスクのパーティション削除、ドライブレター割当てが行われないことがあります。この場合は、bootcfg コマンドを使って EFI ブートエントリ名を修正し、「ディスクの管理」または diskpart コマンドを使って不要なパーティション削除やドライブレター割当てを行い、状態を復旧してください。
システムをシャットダウンまたは再起動する場合は、事前に ERROR 状態のミラーディスクをミラーグループから削除してください。
システムを再起動するスクリプトを定期的かつ自動的に実行する運用を行う場合、システムを再起動する前に ERROR 状態のディスクを削除する処理を、スクリプトに記述する必要があります。製品 CD の \PSDM\sample\autoreboot.bat に格納されているスクリプトのサンプルを参考にしてください。
Windows のクラッシュダンプは、ブートディスクに採取されます。
このため、以下の注意が必要です。
システムがクラッシュした直後のシステム再起動時には、ブートディスクの選択を変更しないでください。クラッシュ発生時と異なるブートディスクでシステムを起動した場合、ダンプファイルが生成されません。
ブートグループのサブディスクがリード対象ディスクになっている場合、システムがクラッシュしたときにクラッシュダンプを採取できません。システムを再起動するか、または、異常が発生したブートディスクを交換することにより、クラッシュダンプが採取できるようになります。
リード対象ディスクの特定方法は、「ミラーグループの状態」を参照してください。
回復コンソールでは、PSDM のドライバは起動されないため、ミラーリングの等価性が保証できなくなります。回復コンソールを起動した場合は、diskpart コマンドを使ってすべての占有パーティションを削除することにより、ミラーリングを強制的に解除してください。
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