PRIMEQUEST System Disk Mirror for Windows ユーザーズガイド V1.0 |
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第3章 運用 | > 3.1 ディスクの交換 |
ディスクを交換する前に、交換するディスクを PSDM の管理から削除します。
交換前の準備 (ディスクの削除) は、管理者権限を持つユーザ (Administrators グループに属しているユーザ) が実行できます。
ブート制御の設定
ディスクの削除を行うと、自動的にシステムが再起動されます。ディスク交換は、PRIMEQUEST のパーティションの電源をオフにして行う必要があるため、システム再起動時に Windows の自動起動処理が開始されないように設定しておきます。
設定は以下の手順で行います。
MMB の Web-UI で、[Partition]-[Partition#x]-[Boot Control] 画面を表示します。#x は PRIMEQUEST のパーティションの番号です。
[Boot Selector] のプルダウンメニューから [Force boot into EFI BootManager] を選択し、[Apply] ボタンをクリックします。
コマンドプロンプトの起動
[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト] を起動します。
交換するディスクの確認
交換するディスクのディスク名、状態、ミラーグループ名、位置を確認します。
エラーが発生しているディスクは、STATUS 欄に ERROR と表示されます。
例: 交換するディスクのディスク番号が 1、ディスク名が Disk1、状態が ERROR、ミラーグループ名が Group0、位置が IOU#0-HDD#1 の場合
> sdxinfo -D OBJ NAME TYPE GROUP DEVNAM DEVBLKS STATUS ---- ------ ------ ------- ------ ------------ ------- disk Disk0 mirror Group0 0 35291136 VALID disk Disk1 mirror Group0 1 35291136 ERROR > sdxinfo -P OBJ NAME BLOCKS STATUS DKNAME LOCATION ------ ---- ------------ ------- ------ --------------------------------------- device 0 35291136 VALID Disk0 IOU#0-HDD#0 device 1 35291136 ERROR Disk1 IOU#0-HDD#1 |
sdxinfo コマンドの詳細は、「sdxinfo - ディスクの構成と状態の表示」を参照してください。
ミラーグループ内に VALID 状態のディスクが 1 つしか存在しない場合、VALID 状態のディスクだけを交換することはできません。VALID 以外の状態のディスクを先に交換してください。
ミラーグループ内に VALID 状態のディスクが存在しない場合、本節で説明する方法ではミラーグループ内のディスクを交換できません。この場合、いったんミラーリングを解除してからディスクを交換してください。
ディスクの削除
交換するディスクを、PSDM の管理から削除します。
Do you want to proceed(yes/no)? というメッセージに対し、yes と入力し、Enter キーを押下します。コマンドが正常終了すると、自動的にシステムの再起動処理が開始されます。
例: ディスク Disk1 を交換する場合
> sdxsysdisk -R -d Disk1 SDX: sdxsysdisk: 64206: INFO: After execution of this command, the system will reboot automatically. Do you want to proceed (yes/no)? yes |
sdxsysdisk コマンドの詳細は、「sdxsysdisk - ミラーリングの設定と解除」を参照してください。
システムの停止
EFI Boot Manager メニューが表示され、入力待ち状態になったら、PRIMEQUEST のパーティションの電源をオフにします。
EFI Boot Manager ver 1.xx [xx.xx] |
Windows が自動的に起動されてしまった場合は、Windows をシャットダウンしてから PRIMEQUEST のパーティションの電源をオフにします。
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