Interstage Web Server 使用上の注意 - Solaris -
目次 前ページ次ページ

第3章 注意事項> 3.10 JDK/JREの注意事項

3.10.21 オプションに関する注意事項

JDK/JREのjavaコマンドまたはJava VMのオプションについての注意事項を、下表に示します。

表1 注意が必要なオプション

オプション

注意事項

“-Xdebug -Xrunjdwp”
“-Xrunhprof:サブオプション... ”

デバッグや性能測定向けのオプションですが、システムに負荷がかかります。
このため、単体テストで問題がなくても、システム統合テストなどでJava VMがダウンするなどの予想外の現象が発生する場合があります。
この場合は、上記オプションを使用しないで動作確認を実施してください。

“-Xdebug -Xrunjdwp”

ご使用のJDK/JREにより提供が異なります。

  • JDK/JRE 1.4:利用可能です。
  • JDK/JRE 5.0:推奨されていません。“-agentlib:jdwp”オプションを使用してください。

“-Xrs”

本オプションが指定されたJavaプロセスの場合、当該プロセスへ送られた[Ctrl]+[Break]キー押下またはQUITシグナルに対する動作は、OSのデフォルト動作になります。

そのため、本オプションを指定したJavaプロセスに対して[Ctrl]+[Break]キー押下またはQUITシグナルが送られると、当該Javaプロセスは強制終了または異常終了します。

スレッドダンプを出力する可能性があるJavaプロセスに対して、本オプションは指定しないでください。

ただし、Windows(R)の場合、サービスとして登録されるJavaプロセスでは、“-Xrs”オプションを指定しない場合、ログオフ時に強制終了してしまいます。これが不都合な場合は、本オプションを指定してください。

“-Xnoclassgc”

本オプションの指定により、Javaヒープ内のPermanent領域(クラスとメソッドの格納領域)のガーベジコレクションが抑止され、不要なクラスとメソッドが回収されなくなります。
これにより、java.lang.OutOfMemoryErrorが発生しやすくなるため、本オプションは指定しないでください。


目次 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED