Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド
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第5章 J2EEのチューニング> 5.4 EJBコンテナのチューニング

5.4.6 JNDI

■オブジェクトの使い回し

 lookupメソッドで取得したオブジェクトは、EJBアプリケーション内で保持して使い回すことにより、lookupメソッドの実行回数を軽減できます。

■deployment descriptor定義

 deployment descriptorファイルにオブジェクトの情報を定義することができます。

 deployment descriptorファイルにオブジェクトの情報を定義することを推奨しますが、すでに開発済みのEARファイルを使用する場合などでdeployment descriptorファイルの編集ができない場合、以下のオプションを使用することで、ネーミングサービスへのアクセス回数を軽減できます。

項目

設定内容

定義ファイル格納ディレクトリ


 Interstageインストールディレクトリ\ejb\etc

 /opt/FJSVejb/etc

定義ファイル

FJEJBconfig.properties

指定するキー名

“LookupCache”(固定)

指定する値

  • 1:同一オブジェクトへの2回目以降のlookupメソッド実行時にはメモリに保持した情報を返却します。
  • 1以外: lookupメソッドを実行する度に、各ネーミングサービスにアクセスします(デフォルト)。

 本オプションを使用すると、lookupメソッド実行時に各ネーミングサービスから取得した情報をメモリ上に保持するため、同一のオブジェクトに対する2回目以降のlookupメソッドの処理性能が向上します。
 なお、以下のオブジェクトを取得する場合には、本オプションを設定してIJServerを運用してください。


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