Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド |
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第3章 システムのチューニング | > 3.1 サーバ機能運用時に必要なシステム資源 |
コンポーネントトランザクションサービスの動作時には、使用する機能によりシステム資源を拡張する必要があります。ここでは、システム資源(システムパラメタ)について説明します。
以降に示す値は、CORBAサービスの値を含んでいません。“CORBAサービスのシステム環境の設定”を参照し、必要な値を加算してください。
コンポーネントトランザクションサービスが使用する共用メモリ、セマフォ、メッセージキューのシステムパラメタのチューニングについて説明します。
コンポーネントトランザクションサービスの基本機能のほかに各機能を使用する場合は、コンポーネントトランザクションサービスの基本機能の資源に各機能で使用する資源量を加算してください。
システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“システムパラメタについて”を参照してください。
なお、資源制御によるIPC資源のパラメタの設定は、Solaris 10の場合のみ可能です。
コンポーネントトランザクションサービスの基本機能を使用する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
shmmax |
− |
設定値 |
Interstage Application Server Enterprise Edition/ Interstage Application Server Standard-J Editionの場合
Interstage Web Serverの場合
|
− |
project.max-shm-memory |
加算値 |
Interstage Application Server Enterprise Editionの場合
Interstage Application Server Standard-J Editionの場合
Interstage Web Serverの場合
|
shmmni |
project.max-shm-ids |
加算値 |
22 (注) |
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
semmni |
project.max-sem-ids |
加算値 |
29 (注2) |
semmns (注1) |
− |
加算値 |
21 (注2) |
semmsl |
process.max-sem-nsems |
設定値 |
12 以上 (注2) |
semopm |
process.max-sem-ops |
設定値 |
3 以上 |
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
msgmax (注1) |
− |
設定値 |
528 以上 |
msgmnb |
process.max-msg-qbytes |
設定値 |
4,572 + (528 × 同時実行コマンド数) (注2) |
msgmni |
project.max-msg-ids |
加算値 |
11 (注3) |
msgtql |
process.max-msg-messages |
設定値 |
[Solaris 10の場合] |
− |
加算値 |
[Solaris 9の場合] |
セション情報管理機能を使用する場合に追加となるシステム資源について、以下に示します。
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
shmmni |
project.max-shm-ids |
加算値 |
1 (注) |
パラメタ |
資源制御 |
種類 |
必要数 |
---|---|---|---|
semmni |
project.max-sem-ids |
加算値 |
1 (注2) |
semmns (注1) |
− |
加算値 |
1 |
性能監視ツールを使用する場合に追加となるシステム資源については、“性能監視ツール使用時に必要なシステム資源”を参照してください。
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