Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド
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目次
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2.6 IPv6環境での運用について
Interstageでは、IPv6環境での運用が可能です。IPv6環境での運用方法を説明します。(注)
注) InterstageはIPv6/IPv4デュアルスタックのみをサポートしています。InterstageはIPv6/IPv4デュアルスタックで利用してください。IPv4を無効にした場合の運用はサポートしておりません。
■運用可能なプラットフォーム
以下の機能は、Windows(R)、Solaris、およびLinuxでIPv6環境での運用が可能です。その他の機能は、Solarisだけで運用可能です。(注)
- CORBAサービス
- イベントサービス
- Interstage HTTP Server
- Interstage シングル・サインオン
- Interstageディレクトリサービス
注) OSがIPv6に対応している必要があります。Interstageで利用可能なIPv6に対応しているOSは、以下のとおりです。下記以外のOSにIPv6対応用のパッチなどを適用してもInterstageではIPv6をサポートしません。
- Microsoft(R) Windows(R) XP Professional
- Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems
- Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
- Microsoft(R) Windows Vista(R) Business
- Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium
- Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic
- Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-based Systems
- Solaris 9
- Solaris 10
- Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)
- Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)
- Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)
■運用可能なサービス
IPv6環境において、Interstageの以下の機能が使用できます。
- CORBAサービス(SSL連携、Proxy連携機能を除く)
IPv6環境でのCORBAアプリケーション連携(IIOP通信)ができます。
- コンポーネントトランザクションサービス(Interstage Web Serverは除く。また、サーバマシン状態監視機構、Traffic Director連携を利用した負荷分散を除く)
IPv6環境でのトランザクションアプリケーション連携ができます。
- データベース連携サービス(Interstage Web Serverは除く)
IPv6環境でデータベース連携サービスを利用することができます。
- イベントサービス(Interstage Web Serverは除く)
IPv6環境でイベントサービスを利用することができます。
- MessageQueueDirector(Interstage Application Server Enterprise Editionのみ)
IPv6環境でMessageQueueDirectorの運用が可能です。
- Interstage HTTP Server
IPv6環境でのHTTP/HTTPS通信を行うことが可能です。
- Interstage シングル・サインオン
IPv6環境でInterstage シングル・サインオンを利用することが可能です。
- Interstageディレクトリサービス
■運用方法
InterstageをIPv6環境で運用するには、以下のサービスの環境設定が必要です。その他のサービスでは、特別な設定は不要です。
- pingコマンドなどを実行して対象ホストとの通信が可能であるかの確認をしてください。通信ができない場合は、OSのルーティングの設定の確認をお願いします。設定方法の詳細については、OSのマニュアルおよびヘルプを参照してください。今後、サイトローカルアドレスはOSの機能としてサポートされなくなる可能性があります。そのため、サイトローカルアドレスは使用しないことを推奨します。
- IPv6環境でリンクローカルアドレスまたはサイトローカルアドレスを用いて通信を行う際には、scope-idを意識する必要があります。
- Interstage Application Serverでは、リンクローカルアドレスを用いた通信をサポートしません。
CORBAサービスの環境設定
IPv6環境でCORBAアプリケーション連携を行う場合には、config(CORBAサービス)に以下を設定し、CORBAサービスを再起動してください。
IP-version=v4-dual または v6 (デフォルト:v4-dual) |
コンポーネントトランザクションサービス
IPv6環境でトランザクションアプリケーション連携を行う場合には、コンポーネントトランザクションサービスの環境定義ファイルに以下の制御文を設定し、コンポーネントトランザクションサービスを再起動してください。
イベントサービス
IPv6環境でイベントサービスを利用する場合は、CORBAサービスのIPv6環境を設定する必要があります。CORBAサービスのIPv6環境の設定については、“CORBAサービスの環境設定”を参照してください。
MessageQueueDirector
MessageQueueDirectorではIPv6環境でSMTP連携サービスを使用する場合、サービス環境定義(MXHost)にIPv6形式のIPアドレス(またはホスト名)を記述します。
詳細は、“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
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