Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド
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第2章 Interstageのチューニング> 2.4 チューニング方法(Interstageの機能を使用するためのチューニング)

2.4.3 イベントサービス

 イベントサービスを使用する場合は、以下の値を加算します。

定義名

ステートメント

加算値

CORBAサービスの動作環境ファイル

max_processes (注1)

起動するイベントチャネルとコンシューマとサプライヤのプロセス数の合計値 + 2 (注2)

max_IIOP_resp_con (注1)

1つのイベントチャネルグループに接続するコンシューマとサプライヤの合計値 + 1 (注2)(注3)

max_exec_instance

(注4)

max_impl_rep_entries

(作成する静的生成イベントチャネルのプロセス数および動的生成イベントチャネルのプロセス数 × 2)の合計 (注5)

period_receive_timeout

異常が発生した場合にコネクションを回収するまでのタイムアウト時間 (注6)

注1)
max_processes、max_IIOP_resp_conを変更した場合は、システムパラメタの設定が必要です。
注2)
イベントチャネル通信中にイベントサービス運用コマンドを実行する場合は、1を加算してください。
注3)
イベントチャネルを動的に起動する場合は、すべてのイベントチャネルに接続するコンシューマとサプライヤの合計値を設定します。
注4)
イベントチャネル側のシステムと、コンシューマおよびサプライヤ側のシステムで加算値が異なります。システムにより以下の値を加算してください。
注5)
静的生成イベントチャネルのプロセス数は、esmkchnlコマンドまたはInterstage管理コンソールで作成した静的生成イベントチャネルグループ数です。
動的生成イベントチャネル(イベントファクトリを使用する場合)のプロセス数は、essetupコマンドの-pオプション、またはInterstageの初期化コマンド(isinit)実行時にInterstage動作環境定義の“Event maximum Process”で指定したイベントチャネルの最大プロセス数です。
注6)
“period_receive_timeout × 5”が、イベントサービスで指定するイベントデータの待ち合わせ時間(essetcnfまたはessetcnfchnlコマンドの“-wtime”で指定)より長い時間となるように加算する必要があります。値の差が20秒以上になるように指定することを推奨します。
イベントデータの待ち合わせ時間より先にperiod_receive_timeoutによるタイムアウトが発生した場合は、以下の現象が発生する可能性があります。
なお、イベントデータの待ち合わせ時間に0を指定した場合は、イベントデータの待ち合わせ時間は無限となり、period_receive_timeoutによるタイムアウトが発生しますので、0を指定しないでください。

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