Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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23.1.1.3 静的イベントチャネルの生成
Interstage管理コンソールを使用して、JMSアプリケーションがメッセージの送受信に使用するイベントチャネルを作成します。
Interstage管理コンソールの使用方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”を参照してください。
必要に応じて、次の設定項目を変更してください。
- イベントチャネルグループ名
英数字、および以下の記号を使用できます。なお、先頭文字は英数字だけ使用できます。
- ハイフン (-)
- ピリオド (.)
- スラッシュ (/)
- アンダースコア (_)
- イベントチャネル名
英数字、および以下の記号を使用できます。なお、先頭文字は英数字だけ使用できます。
- ハイフン (-)
- ピリオド (.)
- スラッシュ (/)
- アンダースコア (_)
- 最大接続数
グループに含まれるイベントチャネルに接続するプロデューサ、およびコンシューマの合計値(最大接続数)を指定します。
Message-driven Beanを運用する場合、以下の計算式を使用して最大接続数を見積ってください。
最大接続数 = (初期起動インスタンス数 × 2) × 1.2 + クライアントアプリケーションの多重度
不揮発チャネルを運用する場合、1000以下の数値を指定してください。また、同一ユニットを複数のイベントチャネルグループで使用する場合は、各イベントチャネルグループで指定する最大接続数の合計値が1000以下となるように指定してください。なお、1000以上を指定した場合、メモリ不足によるエラーが発生する可能性があります。
- タイプ
Publish/Subscribeメッセージングモデルの場合は、“Topic”を選択します。
Point-To-Pointメッセージングモデルの場合は、“Queue”を選択します。
- 不揮発チャネル運用
Durable Subscription機能、イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能およびグローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。
イベントデータ(メッセージ)、接続情報が不揮発化の対象となります。
- グローバルトランザクション
グローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。
- 日本語コード系
日本語メッセージを送受信する場合にイベントチャネルが動作するマシンのコード系を指定します。以下のコード系を指定できます。
指定値 |
コード系 |
SJIS |
ShiftJIS |
EUC |
EUC |
UNICODE |
UNICODE |
UTF8 |
UTF8 |
- SSL通信
SSL通信を行う場合に指定します。
- グローバルトランザクション機能を使用する場合は、データベース連携サービスが起動されている必要があります。データベース連携サービスの起動については、“JTSの運用”を参照してください。
- データベース連携サービスを使用する場合、SSL連携は使用できません。
- イベントチャネルの作成時、初期状態としてイベントチャネルの自動起動が設定され、Interstageの起動(イベントサービスの起動)時に自動的に起動されます。イベントチャネルの自動起動は、Interstage管理コンソールを使用して変更することができます。
- SSLアクセラレータを使用してイベントチャネルが存在するマシンにSSL環境を構築せずに運用する場合、Interstage管理コンソールを使用してイベントチャネルを作成できません。esmkchnlコマンドを使用してイベントチャネルを作成してください。esmkchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
静的イベントチャネルの生成は、esmkchnlコマンドを使用して行うこともできます。
必要に応じて、次のオプションおよび引数を指定してください。
- -g group
英数字、および以下の記号を使用できます。なお、先頭文字は英数字だけ使用できます。
- ハイフン (-)
- ピリオド (.)
- スラッシュ (/)
- アンダースコア (_)
- -c channel
英数字、および以下の記号を使用できます。なお、先頭文字は英数字だけ使用できます。
- ハイフン (-)
- ピリオド (.)
- スラッシュ (/)
- アンダースコア (_)
- -m number
グループに含まれるイベントチャネルに接続するプロデューサ、およびコンシューマの合計値(最大接続数)を指定します。本オプションを省略した場合は、16が指定されます。
不揮発チャネルを運用する場合、1000以下の数値を指定してください。また、同一ユニットを複数のイベントチャネルグループで使用する場合は、各イベントチャネルグループで指定する最大接続数の合計値が1000以下となるように指定してください。なお、1000以上を指定した場合、メモリ不足によるエラーが発生する可能性があります。
- -notify
このオプションは必須です。
- -ptp
Point-To-Pointメッセージングモデルの場合に指定します。本オプションを省略した場合、Publish/Subscribeメッセージングモデルとなります。
- -persist all
Durable Subscription機能、イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能およびグローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。
- -tran
グローバルトランザクション機能を使用しない場合に指定します。
- -ots
グローバルトランザクション機能を使用する場合に指定します。
- -l locale
日本語メッセージを送受信する場合にイベントチャネルが動作するマシンのコード系を指定します。以下のコード系を指定できます。
指定値 |
コード系 |
SJIS |
ShiftJIS |
EUC |
EUC |
UNICODE |
UNICODE |
UTF8 |
UTF8 |
- -ssl
SSL通信を行う場合に指定します。
[Publish/Subscribeメッセージングモデルの場合]
イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能を使用した運用を行う、グループ“mygroup”のイベントチャネル“mychannel”を生成する場合
esmkchnl -g mygroup -c mychannel -notify -persist all -tran |
[Point-To-Pointメッセージングモデルの場合]
イベントチャネルの不揮発化機能、ローカルトランザクション機能を使用した運用を行う、グループ“mygroup”のイベントチャネル“mychannel”を生成する場合
esmkchnl -g mygroup -c mychannel -notify -ptp -persist all -tran |
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