Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第4部 Webサービス編> 第19章 Webサービスの運用> 19.2 Webサービス(クライアント機能)の運用方法

19.2.2 スタブ設定ファイル

 スタブオブジェクトのプロパティは、スタブのAPIを使用して設定する以外に、スタブ設定ファイルによって設定することもできます。
 スタブ設定ファイルによる設定方法について以下に説明します。

 なお、スタブオブジェクトに設定できるプロパティについては、“HTTP接続に関する設定”を参照してください。

■スタブ設定ファイルの指定方法

 Serviceインタフェースごとに、以下のシステムプロパティでスタブ設定ファイルのパスを指定します。

システムプロパティ名:

<Serviceインタフェースの完全修飾クラス名(FQCN)>.configuration


例: Serviceインタフェースがcom.example.TestServiceの場合の設定例

-Dcom.example.TestService.configuration=C:\temp\test.properties

■スタブ設定ファイルの記述形式

 スタブ設定ファイルはプロパティファイル形式で記述します。

 プロパティ名、プロパティ値は以下の形式で記述します。ポート名については“ポート名について”を参照してください。

サービス内の特定のポートに対する設定

<ポート名>.<スタブに設定するプロパティ名>=<スタブに設定するプロパティ値>

サービス内のすべてのポートに対する設定(上記設定が優先されます)

default.<スタブに設定するプロパティ名>=<スタブに設定するプロパティ値>

例:

Test.javax.xml.rpc.service.endpoint.address=http://www.example.com/services/Test
Test.javax.xml.rpc.session.maintain=true

ポート名について

 プロパティ名に使用するポート名は、WSDLに記述されているものではなく、生成されたServiceインタフェースの get<ポート名> というメソッドに使われるポート名の文字列と同じ文字列としてください(Javaで使用可能な名前に変換されたものを使用してください)。


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