Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

13.8.8 抽象アクセッサメソッドの記述

　deployment descriptorに定義したCMFとCMRフィールドに対して、抽象アクセッサメソッド（get/setメソッド）を定義します。

■ 記述する処理の概要

　抽象アクセッサメソッドはabstractとして定義するため、メソッドの定義以外に記述する処理はありません。

■ 抽象アクセッサメソッドの規約

　抽象アクセッサメソッドは以下の規約を満たしていなければなりません。

• メソッドはpublicとして定義されていなければなりません。
• メソッドはabstractとして定義されていなければなりません。
• 抽象アクセッサメソッドは、CMFとCMRフィールドの先頭を大文字として、その前にget/setを付加して定義します（CMFとCMRフィールドをdeployment descriptorに定義するときは、先頭は小文字で定義してください）。
• throws句には例外を定義できません。

■ 記述例

public abstract class CustomerBean implement EntityBean{

         public abstract void setId(Integer id);
         public abstract Integer getId();

         public abstract void setLastName(String lastName);
         public abstract String getLastName();

         public abstract void setFirstName(String firstName);
         public abstract String getFirstName();

         public abstract void setAddress(AddressLocal address);
         public abstract AddressLocal getAddress();

 }