Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第2部 Servlet/JSP編> 第9章 セションリカバリ機能

9.4 Session Registry Clientの設定

 セションリカバリを使用するためには、以下の設定をします。

 ここでは、Session Registry Clientの設定について説明します。
 Session Registry Serverの設定については、“Session Registry Serverの設定”を参照してください。

■構成

 Session Registry ServerとSession Registry Clientの構成例を以下に示します。

◆複数のマシンで1つのSession Registry Serverを使用する場合

 この構成の場合、IJServerとSession Registry Serverがそれぞれ別々のマシンで運用されていますので、IJServerが動作しているマシンA、マシンBのどちらかがダウンした場合でも継続してWebアプリケーションを運用することができます。ただし、Session Registry Serverが動作しているマシンCがダウンしている間はセションリカバリ機能が使用できません。(セションのバックアップ/リカバリはできませんが、通常の業務継続は可能です。)
 そのため、この構成で運用する場合、以下のように費用面での欠点があります。

◆IJServerを多重プロセスで運用する場合

 この構成の場合、IJServerの1つのプロセスがダウンしている間は、ダウンしていないプロセスにセションがリカバリされるため、プロセスがダウンしている間もWebアプリケーションを継続して運用することができます。
 この構成の場合、IJServerが1つのマシンで運用されているため、マシンがダウンした場合はWebアプリケーションを継続して運用することはできません。

■設定方法

 Session Registry Clientの設定では、Servletコンテナ側から使用するSession Registry Serverを指定します。
 Session Registry Client(Servletコンテナ)の設定について説明します。

 Session Registry Clientとして使用する場合は、通常のIJServerの設定に加えて、以下の設定が必要です。
 Interstage管理コンソールを使用して、以下を設定します。設定内容の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

 isj2eeadminコマンドを使用して、上記の設定を行うこともできます。
 isj2eeadminコマンドの詳細については、リファレンスマニュアル(コマンド編)の“isj2eeadmin”を参照してください。


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