Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド |
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第1部 J2EE共通編 | > 第3章 J2EEアプリケーションの運用 | > 3.4 Servletサービスの運用準備 | > 3.4.1 Webサーバの環境設定 |
ここでは、IJServerとMicrosoft(R) Internet Information Services 5.0/6.0を連携させるための環境設定方法について説明します。
Microsoft(R) Internet Information Services のWebサーバコネクタはISAPI APIを使用した組み込みISAPIフィルタとISAPIエクステンションとしてWebサーバ上で動作するため、Webサーバの起動と停止に連動します。
IJServerとWebサーバをそれぞれ別のマシンに分離して運用する場合には、Webサーバコネクタの環境設定を行う必要があります。詳細は、“IJServerとWebサーバを分離して運用する場合の手順”を参照してください。
Microsoft(R) Internet Information ServicesのWebサーバコネクタでは、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP ServerのWebサーバコネクタの設定を参照することで同様の動作を実施しているため、Microsoft(R) Internet Information ServicesのWebサーバコネクタを使用する場合でもWebサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Serverを使用する際と同様に、Interstage HTTP Server とWebサーバコネクタの設定をInterstage管理コンソールから行う必要があります。
同一マシン上において、Interstage HTTP ServerとMicrosoft(R) Internet Information Servicesは、それぞれのWebサーバに異なるポート番号を設定することにより、共存することは可能ですが、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP ServerのWebサーバコネクタを同時に利用することはできません。
InterstageとMicrosoft(R) Internet Information Servicesの連携は、以下の手順で行います。
サーバマシンに、Microsoft(R) Internet Information ServicesとInterstageをインストールします。
Microsoft(R) Internet Information Servicesを使用する場合は、Interstage HTTP Serverを必ずインストールしてください。Interstage HTTP Serverをインストールしないと、Microsoft(R) Internet Information ServicesとInterstageを連携させることができません。
また、Interstage HTTP Serverをインストール後、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Serverを削除した場合、Microsoft(R) Internet Information Servicesを連携させることができません。この場合、“FJapache”の名前でInterstage HTTP Serverを作成し直す必要があります。
Interstage HTTP Serverの自動起動を抑止するための設定を行います。
Interstage HTTP ServerとMicrosoft(R) Internet Information Servicesを共存させる場合、Interstageの再起動を行った際には、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Server以外のWebサーバを個別に起動してください。
Microsoft(R) Internet Information Services6.0でIIS 5.0 プロセス分離モードを使用している場合、またはMicrosoft(R) Internet Information Services5.0を使用している場合は、IIS Admin Serviceサービス、またはサーバマシンを再起動します。
Microsoft(R) Internet Information ServicesのWebサーバコネクタをISAPIフィルタとISAPIエクステンションとして動作させるために設定を以下のように更新します。更新はMicrosoft(R) Internet Information Servicesのインターネットサービスマネージャを用いて行います。
Webアプリケーションにアクセス制限を設定する場合は、セキュリティの環境を定義します。
詳細な登録手順については、Microsoft(R) Internet Information Servicesのマニュアルを参照してください。
Microsoft(R) Internet Information Servicesの環境設定は、バックアップリストアおよび移出移入の対象となりません。
Microsoft(R) Internet Information Servicesが起動されている場合は、停止してください。停止は、Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」−「管理ツール」−「サービス」を起動後、“World Wide Web Publishing Service”を選択し、[操作]を選択後、一覧から[停止]を選択します。
コンソールツリーの[Webサイト]配下に作成されているWebサイトの“ISAPIフィルタ”にWebサーバコネクタを設定します。
フィルタの実行可能ファイルには、以下のWebサーバコネクタのファイル名を設定します。
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi\isapi_redirector2.dll
Webサイトの“ISAPIフィルタ”にWebサーバコネクタを設定します。
フィルタの実行ファイルには、以下のWebサーバコネクタのファイル名を設定します。
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi\isapi_redirector2.dll
コンソールツリーの[Webサイト]配下に作成されているWebサイトに“仮想ディレクトリ”を作成します。
設定する値は以下のとおりです。
ローカルパス
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi
名前(エイリアス)
F3FMjs5
仮想ディレクトリのアクセス許可においてISAPIアプリケーションの実行を許可してください。
Webサイトに“仮想ディレクトリ”を作成します。
設定する値は以下のとおりです。
ローカルパス
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi
名前(エイリアス)
F3FMjs5
仮想ディレクトリのアクセス許可においてISAPIアプリケーションの実行を許可してください。
ISAPIフィルタへの登録で設定したWebサーバコネクタのファイルをWeb サービス拡張に追加して、状態を“許可”に設定します。
最大ワーカー プロセス数に1を、ワーカー プロセスのリサイクルを無効にします。
ワーカー プロセスのリサイクルを無効にするには、ISAPIエクステンションへの登録で作成した仮想ディレクトリに設定されているアプリケーションプールの「プロパティ」−「リサイクル」タブですべての項目の選択を解除してください。
Webアプリケーションにアクセス制限を設定する場合は、Webサーバコネクタに対してアクセス制限を設定します。
“仮想ディレクトリ”の“ディレクトリセキュリティ”で設定してください。
Microsoft(R) Internet Information Servicesの起動は、Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」−「管理ツール」−「サービス」を起動後、“World Wide Web Publishing Service”を選択し、[操作]を選択後、一覧から[起動]を選択します。
Windows Server(R) 2003 x64 EditionsのMicrosoft(R) Internet Information Services 6.0を使用する場合は、32ビットモードを有効にして動作させてください。32ビットモードを有効にするには、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
cscript %SystemDrive%\inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs set w3svc/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 1
Interstageの環境設定(ワークユニットの作成、Webアプリケーションの配備など)は、Interstage管理コンソールで、Interstage HTTP Serverを使用する場合と同様の操作で行います。
ただし、Interstage HTTP Serverを使用する場合と、Microsoft(R) Internet Information Servicesを使用する場合とでは、以下の差異があります。
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