| Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド |
目次
索引
![]()
|
| 第1部 J2EE共通編 | > 第2章 J2EEアプリケーションの設計 | > 2.2 J2EEアプリケーションが運用される環境(IJServer) |
IJServerの起動時や停止時に任意のJavaアプリケーションを呼び出すことができます。
IJServerの起動時に呼び出すJavaアプリケーションを起動時実行クラスと呼び、IJServerの停止時に呼び出すJavaアプリケーションを停止時実行クラスと呼びます。
実行クラスでは、IJServerやJava VMプロセス単位で一度だけ行う初期化や終了処理を実装することにより、以下のような処理に利用することができます。
実行クラスからは、以下がJNDIで参照可能です。
また、実行クラスからは、以下のEJBアプリケーションが呼び出しが可能です。
実行クラスを呼び出す契機は以下のとおりです。
|
呼び出し方法 |
利用例 |
例 |
|---|---|---|
|
すべてのプロセスで呼び出し |
すべてのプロセスで行わなければならない処理 |
JNDIによるObjectのlookup処理 |
|
一度のみ呼び出し |
プロセスごとの実行が必要でない処理や、プロセス間で共有することのできる処理 |
データベースの初期化、終了処理 |
実行クラスを作成するために、特別なクラスやインタフェースを用意する必要はありません。
以下の2つの条件を満たすJavaアプリケーションを作成してください。
以下に、単純な実行クラスの例を示します。
----------------------------------------------------------------
package test;
public class UserStartup{
public static void main(String args[]){
if(args.length == 1){
System.out.println(args[0]);
}
//ユーザ実装をここに記述
}
}
----------------------------------------------------------------
実行クラスの登録は、以下に示す2つの設定をInterstage管理コンソールで行います。詳細はInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。また、isj2eeadminコマンドで登録することも可能です。詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

|
処理できない例 |
回避方法 |
|---|---|
|
IJServerのタイプが「WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用」の場合、Webコンテナで設定した実行クラスから同一IJServer内のEJBアプリケーションのlookup処理。 |
以下のどちらかを選択する。
|
目次
索引
![]()
|