Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編)
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A.2.1 リソースがOracleの場合
サーバアプリケーションの起動ができないときは以下の項目を確認してください。
データベース起動
- データベースが起動されていることを確認してください。
確認方法
(1)sqlplusが起動できることを確認します。
例)sqlplus usr/passwd
(2)Oracleのプロセスを確認します。
例)[Oracle Enterprise Manager]内の[Instance Manager]のメニュー画面でusr/passwdを入力します。
例)ps -ef | grep ora
サーバアプリケーションの起動
- CORBAサービスのサーバライブラリをリンクしていることを確認してください。
- CORBAサービスのクライアントライブラリをリンクしていないことを確認してください。
- サーバアプリケーションをインプリメンテーションリポジトリに登録したときのRESOURCEのリソース定義名が正しく設定されていることを確認してください。
- RESOURCEで設定したリソース定義が登録されていることを確認してください。
- サーバアプリケーションがCORBAサービスのインプリメンテーションリポジトリとネーミングサービスに登録されているか確認してください。
- CORBAサービスのノンスレッド用のライブラリlibOM.soをリンクしていることを確認してください。環境変数LD_LIBRARY_PATHに、CORBAサービスのインストールディレクトリ配下の/lib/ntを、CORBAサービスのインストールディレクトリ配下の/libより先に指定しているか確認します。ただし、言語がJavaの場合は、スレッド用のライブラリを使用します。
- 環境変数LD_LIBRARY_PATHにOracleライブラリのパスがあることを確認してください。
- サーバアプリケーションをインプリメンテーションリポジトリに登録したときのリソース定義ファイルのパスが正しく設定されていてることを確認してください。
- リソース定義が登録されていることを確認してください。
- サーバアプリケーションがCORBAサービスのインプリメンテーションリポジトリとネーミングサービスに登録されているか確認してください。
確認方法
> OD_impl_inst -p -r ImplID
ImplID:サーバアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリID
/opt/FSUNod/bin/OD_impl_inst -p -r ImplID
ImplID:サーバアプリケーションのインプリメンテーションリポジトリID
リソース定義ファイルの記述
- ORACLE_SIDが正しく設定されていることを確認してください。
- ORACLE_HOMEが正しく設定されていることを確認してください。
- リソース定義ファイルにRMNAME、OPENINFO、CLOSEINFOが設定されていることを確認してください。設定方法については、“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。
- リソース定義ファイルのOPENINFO文字列のユーザ名/パスワードが正しく設定されていることを確認してください。
- CLOSEINFO文字列がNULLであることを確認してください。設定方法については、“リソース定義ファイルの作成”を参照してください。
Oracleユーザの権限設定
リソース定義ファイルのOPENINFO文字列に設定されているuserが、ORACLE_SIDに対してconnect権が設定されていることを確認してください。
確認方法
sqlplusコマンドが起動できることを確認します。
例)sqlplus user/passwd
connect権が与えられていない場合は以下の方法で設定してください。
(1) oracle管理者権限でsqlplusを起動します。
(2) OPENINFO文字列に指定されているuserに対してconnect権を与える。
例)grant connect,resource to user;
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