Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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第1部 アプリケーション開発(基本編)> 第5章 アプリケーションの開発(Java言語)> 5.6 サーバアプリケーションの開発手順と環境設定

5.6.4 起動用ファイルの作成

 サーバアプリケーションを起動するには、通常バッチファイルやシェルスクリプトを用意します。起動に際し、環境変数OD_IMPLIDへインプリメンテーションリポジトリIDを設定する必要があります。この設定も起動ファイル内で行うことができます。POAオブジェクトのアダプタ名にインプリメンテーションリポジトリIDを指定する場合は、OD_IMPLIDを設定する必要はありません。詳細については、“サーバアプリケーションと環境設定との関連付け”を参照してください。

 なお、Javaアプリケーションの実行時には、環境変数CLASSPATHにJavaのライブラリを設定する必要があります。
 環境変数CLASSPATHの設定と起動用ファイルの例を以下に示します。

(OD_HOME: C:\Interstage\ODWIN)

set CLASSPATH=.;%OD_HOME%\etc\class\ODjava4.jar;%CLASSPATH%

注) 環境変数CLASSPATHにはインストール時、ODjava4.jarが設定されます。使用するJDK,JREを変更した場合はCLASSPATH変数も変更してください。詳細については、“CORBAアプリケーションの実行”を参照してください。

【起動用バッチファイル例】

set OD_IMPLID=IDL:ODdemo/calculator:1.0  インプリメンテーションリポジトリIDを設定
                                        必要に応じて環境変数の設定などを記述
set CLASSPATH=<Server.classのパス>;%CLASSPATH%;
java Server                             サーバクラスを引数に、Java VM起動

(OD_HOME: /opt/FSUNod) (OD_HOME: /opt/FJSVod)
 環境変数CLASSPATHの他に、環境変数LD_LIBRARY_PATHに“$OD_HOME/lib”を設定する必要があります。

CLASSPATH=.:$OD_HOME/etc/class/ODjava4.jar:$CLASSPATH
export CLASSPATH
LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib
export LD_LIBRARY_PATH

【起動用シェルスクリプト例】

OD_IMPLID= IDL:ODdemo/calculator:1.0  インプリメンテーションリポジトリIDを設定
export OD_IMPLID
                                      必要に応じて環境変数の設定などを記述
CLASSPATH=<Server.classのパス>:$OD_HOME/etc/class/ODjava4.jar:$CLASSPATH:
export CLASSPATH
LD_LIBRARY_PATH=$OD_HOME/lib
export LD_LIBRARY_PATH
java Server                           サーバクラスを引数に、Java VM起動

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