Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.9 副系ノードでのDBミラーリングシステムの異常

5.9.1 副系ノード異常時の考慮

DBミラーリングサービスの開始後、副系ノードに異常が発生している状態では、正系ノードの利用者業務が停止することはありませんが、ノードを切り替えることができません。
このため、dxinfコマンドやコンソールに出力されるメッセージを監視して、異常が発生した場合には早急にリカバリを実施してください。

なお、DBミラーリングサービスがノード切替えできない状態で、正系ノードのデータベースに異常が発生した場合は、利用者判断によるノード切替えを実施することで副系ノードに切り替えて利用者業務を継続するか、または、データベースサーバを再起動して、正系ノードで利用者業務を継続します。
正系ノードで利用者業務を継続する場合は、データベースサーバ、監視プロセスの起動およびBC管理DBのメモリ常駐、DBミラーリングサービスの開始を行ってから、利用者業務を開始してください。

利用者判断によるノードの切替えについては“利用者によるノード切替えの判断”を参照してください。

■副系ノードでのリカバリ時間を考慮したRLCの容量設計につい

副系ノードでリカバリ作業を行っている間、正系ノードでの利用者業務の実行により発生したRERUNログを、副系ノードのデータベースに反映することができません。そのため、リカバリ時間を考慮したRERUNログを蓄積可能なRLCの容量を設計する必要があります。


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