Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
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第5章 異常時の運用> 5.4 正系ノードでのSymfoware/RDBの異常> 5.4.3 RDBシステムファイルの異常

5.4.3.7 ログ管理ファイルのリカバリ(Symfoware/RDBの停止中)

ログ管理ファイルに異常が発生した場合、ログ管理ファイルのリカバリを行った後、DCUを構成する2つのRLPをログ管理ファイルに再登録する必要があります。

■ノードの切替えを行わない場

ノード切替えを行わない場合の操作の手順を以下に示します。

◆操作の手順

◆データベースサーバ共通

  1. 利用者業務の運用中にログ管理ファイルのアクセスエラーが発生した場合、メッセージを出力して、ログ管理ファイルを閉塞します。

  2. dxsvstopコマンドを実行してDBミラーリングサービスをリカバリ停止します。

    $ dxsvstop -r

  3. データベースサーバを停止します。

  4. Symfoware/RDBの資源のリカバリを行います。

  5. rdbbcrlpコマンドを実行して、ログ管理ファイルに DCUを構成する2つのRLP を再登録します 。

    $ rdbbcrlp -A -p 複写元RLP名 -S 自側送信用RLMのローデバイス名
    $ rdbbcrlp -A -p 複写先RLP名 -S 自側送信用RLMのローデバイス名

  6. rdbbcdcuコマンドを実行して、RLP が正常に登録されたことを確認します。

    $ rdbbcdcu -V -b

    表示例

    $ rdbbcdcu -V -b
    
    LogGroup             : system
    RLCbuffNum           : 128
    RLCbuffSize          : 2K
    RLCnum               : 3
    RLCsize              : 10240K
    RLPid  RLPname  Kind       OnMode   OnStat            RLPstat        InhCause   ConStat        DisConCause 
        1  rlp001   origin     capture  online            normal         -          connection     -
        2  rlp002   duplicate  init     standby           normal         -          disconnection  -
  7. データベースサーバを起動します。

  8. 監視プロセスを起動します。

  9. BC管理DBをメモリ常駐します。

  10. dxsvstartコマンドを実行してDBミラーリングサービスを開始します。

    $ dxsvstart -c

◆アプリケーションサーバの操作

  1. データベースサーバを停止する前に、利用者業務を停止します。

  2. 利用者業務を再開します。

本リカバリ手順は、副系ノードで異常が発生した場合も同じです。そのため、DBミラーリングサービス開始などについては、副系ノードでの手順で実施してください。

監視プロセスの起動については“監視プロセスの起動”を参照してください。

■ノードの切替えを行った場

異常が発生した直後にSymfoware/RDBが停止してノードが切り替わった後に、異常が発生したノードでdxrebuildコマンドによるノード組込みを行う前に、ログ管理ファイルのリカバリとRLPの再登録を行います。

リカバリ操作は“ノードの切替えを行わない場合”の(4)(5)(6)と同じです。


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