Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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第4章 バッチジョブ定義データベース環境の作成

4.4 環境作成チェックシートによる設定項目の確認

データベース環境作成を行う際のチェック項目一覧を以下に示します。

チェック項目

チェック内容

資源の見積もり

データベース容量の見積もりが完了していることを確認してください。
データベース容量の見積もりは、データベースの設計時点で実施しておく必要があります。
データベース容量の見積もりについては、バッチジョブ定義データベース環境の設計の“データベース容量の見積もり”を参照してください。

ディスク容量の確認

必要な容量を見積もり、データを格納するファイルシステムに見積もり以上の空き容量があることを確認してください。

パスの権限確認

指定したパスに対する読み込み権/書き込み権を、管理者ユーザおよび運用者ユーザに与えられていることを確認してください。

セットアップ情報ファイルの作成

セットアップ情報ファイルが作成されていることを確認してください。

カーネル編集

カーネル資源の見積もり”で見積もった値になっていることを確認してください。以下に確認方法を示します。

以下のコマンドでカーネル資源が正しく設定されていることを確認してください。
# projects -l

システムパラメタ(/etc/sysctl.confファイル)の編集がされていることを確認してください。

ポート番号の設定

/etc/servicesファイルにバッチジョブ定義データベース環境のサービス名(RDBシステム名)とポート番号を設定していることを確認してください。

システムファイルの作成

Symfowareシステム環境のセットアップがされていることを確認してください。

RDB構成パラメタファイルの編集

RDB構成パラメタファイルが正しく編集されていることを確認してください。

システム用の動作環境ファイルの編集

システム用の動作環境ファイルが正しく編集されていることを確認してください。

アーカイブログファイルの削除

アーカイブログファイルが削除されていることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。
例はRDBシステム名"RDBBTFW"です。

bash、Bシェル、およびKシェルの場合
# RDBNAME=RDBBTFW ; export RDBNAME
# rdblog -V -a

csh、tcshの場合
# setenv RDBNAME RDBBTFW
# rdblog -V -a

上記の結果、qdg02358uのメッセージが表示され、アーカイブログファイル名が表示されなければ、アーカイブログファイルは削除されています。

Symfowareの起動

Symfowareシステムが起動されていることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。
例は、RDBシステム名"RDBBTFW"です。

bash、Bシェル、およびKシェルの場合
# RDBNAME=RDBBTFW ; export RDBNAME
# rdbchksanity
# echo $?

csh、tcshの場合
# setenv RDBNAME RDBBTFW
# rdbchksanity
# echo $status

上記の結果 0が表示されていれば、Symfowareシステムは正常に起動しています。

(*1)

データベース環境セットアップ用スクリプトのカストマイズ

データベース環境セットアップ用スクリプトのカストマイズが完了していることを確認してください。

データベースの作成

データベース作成に必要なコマンドの実行が完了していることを確認してください。
データベースの作成
データベーススペースの作成
ユーザの作成
スキーマの作成
表の作成
表に対する権限の付与
DSIの初期化

データベースの作成内容確認

データベースが正しく作成されていることを確認してください。
以下のコマンドで、"BTFWDB"が表示されることを確認します。
# rdbprt -m DB

DBMSユーザ認証の設定が正しく行われていることを確認してください。
以下のコマンドで、"Parameter information"にUSER_CONTROL = YESという結果が表示されるか確認します。
# rdbprt -m PARAM

管理者ユーザおよび運用者ユーザが正しく作成されていることを確認してください。以下のコマンドで"BTFWADM"、"BTFWUSER"が表示されることを確認します。
# rdbprt -m USER

(*1)

データベースへの接続確認

バッチジョブ定義データベース"BTFWDB"に接続できることを確認してください。
以下のコマンドで確認します。
例は、RDBシステム名"RDBBTFW"、管理者ユーザID"btfwadm"です。

bash、Bシェル、およびKシェルの場合
# RDBNAME=RDBBTFW ; export RDBNAME
# rdbexecsql -s BTFWDB -u btfwadm/[管理者ユーザIDのパスワード]

csh、tcshの場合
# setenv RDBNAME RDBBTFW
# rdbexecsql -s BTFWDB -u btfwadm/[管理者ユーザIDのパスワード]

上記のコマンド実行後に、標準出力として'SQL>'と表示されれば、データベースへの接続に成功しています。

(*1)

データソース名の登録

データソースをネーミングサービスに登録していることを確認してください。
以下のコマンドを投入し、登録したデータソース名が表示されれば、データソースは正しく登録されています。
# symjddefds -list

(*2)

*1:“Symfowareシステムの起動”が必要です。確認後は、“Symfowareシステムの停止”を行ってください。
*2:“ネーミングサービスの起動”が必要です。確認後は、“ネーミングサービスの停止”を行ってください。


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