Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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第2章 業務構成要素の設計

2.6 カーネル資源の見積もり

バッチ実行基盤を稼働するために、必要なカーネル資源を確保しておく必要があります。
見積もりが必要なカーネル資源には以下があります。


インストール前の作業で見積もったカーネル資源の値から変更する場合には、再度見直してください。

■共用メモリ資源

バッチ実行基盤が稼働するのに必要な共用メモリ資源は以下のとおりです。

資源制御名

資源の意味

必要な資源量

project.max-shm-memory

共用メモリセグメントの最大サイズ

202652454 + RDBEXTMEM (*)× 1024

project.max-shm-ids

システム全体の共用メモリセグメントの最大数

34

*:RDBEXTMEMの値の説明は、構築するバッチジョブ定義データベース環境として使用するSymfowareによって異なります。

パラメタ名

パラメタの意味

必要な資源量

kernel.shmmax

共用メモリセグメントの最大サイズ

66394300 + RDBEXTMEM (*)× 1024

kernel.shmmni

システム全体の共用メモリセグメントの最大数

93

*:RDBEXTMEMの値の説明は、構築するバッチジョブ定義データベース環境として使用するSymfowareによって異なります。

上記値には、業務アプリケーションで使用する共用メモリ資源量は含まれません。
したがって、業務アプリケーションで使用する資源量も考慮して見積もりしてください。

■セマフォ資源

バッチ実行基盤が稼働するのに必要なセマフォ資源は以下のとおりです。

資源制御名

資源の意味

必要な資源量

process.max-sem-nsems

IDごとの最大セマフォ数

512

process.max-sem-ops

一度のセマフォ操作で同時に操作可能なセマフォの個数

50

project.max-sem-ids

セマフォIDの数

959

パラメタ名(kernel.sem)

パラメタの意味

必要な資源量

para1

IDごとの最大セマフォ数

512

para2

システム全体で利用可能なセマフォの最大数

5707 + RDBCNTNUM (*)

para3

一度のセマフォ操作で同時に操作可能なセマフォの個数

50

para4

セマフォIDの数

3031

*:RDBCNTNUMの値の説明は、構築するバッチジョブ定義データベース環境として使用するSymfowareによって異なります。

上記値には、業務アプリケーションで使用するセマフォ資源量は含まれません。
したがって、業務アプリケーションで使用する資源量も考慮して見積もりしてください。

■メッセージキュー資源

バッチ実行基盤が稼働するのに必要なメッセージキュー資源は以下のとおりです。

資源制御名

資源の意味

必要な資源量

process.max-msg-qbytes

メッセージキューの最大バイト数

32768 (*)

project.max-msg-ids

メッセージ待ち行列識別子の数

533 (*)

process.max-msg-messages

システムメッセージのヘッダ数

545

*:Systemwalker Operation Managerを使用する場合には、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照して、Systemwalker Operation Managerの見積もりも行ってください。

パラメタ名

パラメタの意味

必要な資源量

kernel.msgmax

メッセージの最大サイズ

16384

kernel.msgmnb

メッセージキューの最大バイト数

32768 (*)

kernel.msgmni

メッセージ待ち行列識別子の数

531 (*)

*:Systemwalker Operation Managerを使用する場合には、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”を参照して、Systemwalker Operation Managerの見積もりも行ってください。

上記値には、業務アプリケーションで使用するメッセージキュー資源量は含まれません。
したがって、業務アプリケーションで使用する資源量も考慮して見積もりしてください。


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