Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
目次
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付録C rdbsetupコマンドが作成する資源と格納場所 |
Symfowareシステムが必要な資源とrdbsetupコマンドが作成する資源の一覧を以下に示します。
作成資源 |
作成場所 |
rdbsetupコマンドが作成する資源 |
---|---|---|
RDB構成パラメタファイルの作成 |
|
○ |
システム用の動作環境ファイルの作成 |
|
○ |
デフォルトの共用バッファ定義ファイルの作成 |
|
○ |
ログ管理ファイルの作成 |
セットアップ情報ファイルのTEMPORARY_LOG_PATHに指定したディレクトリに作成します。 |
○ |
テンポラリログファイルの作成 |
セットアップ情報ファイルのTEMPORARY_LOG_PATHに指定したディレクトリに作成します。 |
○ |
RDBディレクトリファイルの作成 |
ファイル名は、ファイルDIR_FILE1、およびDIR_FILE2となり、作成するファイルのサイズは1メガバイトとなります。 |
○ |
RDBディクショナリの作成 |
セットアップ情報ファイルのDICTIONARY_PATHに指定したディレクトリに作成します。 |
○ |
アーカイブログファイルの作成 (*) |
セットアップ情報ファイルのARCHIVE_LOG_PATHに指定したディレクトリに作成します。 |
○ |
退避ディスク |
退避用のデータを格納する場合に使用します。 |
− |
作業域 |
Symfowareシステムが使用する作業域です。 |
− |
○: rdbsetupコマンドが作成する資源
−: rdbsetupコマンドでは作成しない資源
*:バッチ実行基盤では、アーカイブログファイルは使用しないため、アーカイブログファイルの削除を行ってください。
アーカイブログファイルの削除方法は、“アーカイブログファイルの削除”を参照してください。
rdbsetupコマンドの“-sオプション”と、rdbsetupコマンドが作成するテンポラリログファイルの各要素の値の関係は、以下のとおりです。
-sオプション種別 |
リカバリログ量 |
BIログ域サイズ |
AIログ域サイズ |
トランザクションエントリ数 |
全体サイズ |
---|---|---|---|---|---|
small |
8 |
64 |
64 |
64 |
129 |
moderate |
16 |
128 |
128 |
128 |
257 |
large |
32 |
256 |
256 |
512 |
513 |
super |
32 |
512 |
512 |
1000 |
1025 |
*1:リカバリログ量は、SymfowareがダウンしたときにSymfowareが再起動時に実施するリカバリ処理で使用するAIログ域中のAIログの量を示しています。
rdbsetupコマンドが作成するRDB構成パラメタファイルの内容を、以下に示します。
RDBLOG = 128,128 RDBASYNCIO = YES RDBASYNCIONUMR = 0 RDBASYNCIONUMW = 1 RDBREPORTSIZE = 10485760 RDBEXTMEM = 【システム規模に応じた値】 (*1) RDBCNTNUM = 【システム規模に応じた値】 (*1) RDBPRJCODE = 【セットアップ情報ファイルのPROJECT_CODE指定値】 (*2)(*4) RDBSYSTEMID = 1 (*3)(*4) RDBCORE = 【セットアップ情報ファイルのCORE_PATH指定値】 RDBREPORT = /var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/report RDBLOGMANAGE =【セットアップ情報ファイルのTEMPORARY_LOG_PATH指定値】 RDBDIRSPACE1 = /var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/rdbdir RDBDIRSPACE2 = /var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/rdbdir RDBSQLENV = /opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.env RDBSYSBUF = /opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名 |
RDBLOG = 128,128 RDBASYNCIO = YES RDBASYNCIONUMR = 0 RDBASYNCIONUMW = 1 RDBREPORTSIZE = 10485760 RDBEXTMEM = 【システム規模に応じた値】 (*1) RDBCNTNUM = 【システム規模に応じた値】 (*1) RDBPRJCODE = 【セットアップ情報ファイルのPROJECT_CODE指定値】 (*2)(*4) RDBSYSTEMID = 1 (*3)(*4) RDBCORE = 【セットアップ情報ファイルのCORE_PATH指定値】 RDBREPORT = /var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/report RDBLOGMANAGE =【セットアップ情報ファイルのTEMPORARY_LOG_PATH指定値】 RDBDIRSPACE1 = /var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/rdbdir RDBDIRSPACE2 = /var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/rdbdir RDBSQLENV = /opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.env RDBSYSBUF = /opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名 |
*1:RDBEXTMEM、RDBCNTNUMの値は、rdbsetupコマンドの“-sオプション”の指定内容によって、以下になります。
-sオプション種別 |
RDBEXTMEM |
RDBCNTNUM |
---|---|---|
small |
4224 |
192 |
moderate |
6720 |
320 |
large |
21696 |
1088 |
super |
40728 |
2064 |
*2:セットアップ情報ファイルにPROJECT_CODEの指定を省略した場合、"0xdb"となります。
*3:rdbsetupコマンドがほかのSymfowareシステムと重複しないRDBSYSTEMIDを採番します。
*4:RDBPRJCODEの値はIPCキーの最上位1バイト、RDBSYSTEMIDの値はIPCキーの上位から2バイト目にあたります。この2バイトの組合せが、IPCキーの上位2バイトになります。
rdbsetupコマンドが作成するシステム用の動作環境ファイルの内容を、以下に示します。システム用の動作環境ファイルの詳細は、“システム用の動作環境ファイルの編集”を参照してください。
COMMUNICATION_BUFFER=32 R_LOCK=YES ARC_FULL=RETURN MAX_CONNECT_SYS = (【コネクション多重度】) (*) MAX_CONNECT_TCP = (【コネクション多重度】) (*) |
*:コネクション多重度は、rdbsetupコマンドの“-sオプション”の指定内容によって、以下になります。
-sオプション種別 |
コネクション多重度 |
---|---|
small |
64 |
moderate |
128 |
large |
512 |
super |
1000 |
rdbsetupコマンドが作成するデフォルトの共用バッファ定義ファイルの内容を、以下に示します。
パラメタ |
システム規模と指定値 |
|||
---|---|---|---|---|
small |
moderate |
large |
super |
|
BUFFER1K |
512 |
1024 |
4096 |
7987 |
BUFFER2K |
256 |
512 |
2048 |
3993 |
BUFFER4K |
512 |
1024 |
4096 |
7987 |
BUFFER8K |
64 |
128 |
512 |
998 |
BUFFER16K |
32 |
64 |
256 |
499 |
BUFFER32K |
192 |
384 |
1536 |
2995 |
指定例を以下に示します。
BUFFER1K=512 |
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