Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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第3章 セットアップの準備> 3.3 バッチジョブ定義データベース環境の作成準備

3.3.4 RDB構成パラメタファイルの編集

RDB構成パラメタファイルは、製品版のSymfoware Serverを利用する場合だけ必要です。

Symfoware Serverを利用した動作環境の定義は、RDB構成パラメタファイルに定義します。
RDB構成パラメタファイルは、以下になります。

/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名.cfg

/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名.cfg

RDB構成パラメタファイルに定義する内容を以下に示します。


詳細は、“Symfoware Server セットアップガイド”を参照してください。

■RDB構成パラメタファイル

定義種別

意味

RDBLOG

"128,128" を指定します。

RDBASYNCIO

"YES" を指定します。

RDBASYNCIONUMR

"0" を指定します。

RDBASYNCIONUMW

"1" を指定します。

RDBREPORTSIZE

"10485760" を指定します。

RDBEXTMEM

システム規模の見積もり”で見積もったシステム規模に応じて、以下の値を指定します。

  • small: "4224" を指定します。
  • moderate: "6720" を指定します。
  • large: "21696" を指定します。
  • super: "40728" を指定します。

RDBCNTNUM

システム規模の見積もり”で見積もったシステム規模に応じて、以下の値を指定します。

  • small: "192" を指定します。
  • moderate: "320" を指定します。
  • large: "1088" を指定します。
  • super: "2064" を指定します。

RDBPRJCODE

Symfowareは、通信その他の目的でIPCを使用します。このIPC使用時のキーとなる値が、他プロダクトと重複することを避けるために、キーの最上位バイトがプロジェクトを指すようにするという方式が勧められています。パラメタRDBPRJCODEは、IPC使用時のキーの最上位1バイトに"0x"で始まる16進数を指定し、IPCキーの重複使用を避けるために使用します。
本指定の省略時は、プロジェクトコードとして0xdbが指定されたものとみなします。

RDBSYSTEMID

それぞれのRDBシステムに与えるIDを1から31までの10進数で指定します。このIDはマシン内で一意となるように指定してください。

RDBCORE

Symfoware Serverで異常が発生した場合のダンプ出力先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。
Symfoware資源の配置先ディレクトリの作成”で作成した「ダンプ出力先ディレクトリ」を指定します。

RDBREPORT

メッセージログファイルの配置先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。
Symfoware資源の配置先ディレクトリの作成”で作成した「メッセージログファイルの配置先ディレクトリ」を指定します。

RDBLOGMANAGE

ログ管理ファイルの配置先のディレクトリ名を絶対パスで指定します。
Symfoware資源の配置先ディレクトリの作成”で作成した「ログ管理ファイル、およびテンポラリログファイルの配置先ディレクトリ」を指定します。

RDBDIRSPACE1

データベース用のRDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。
Symfoware資源の配置先ディレクトリの作成”で作成した「RDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ」を指定します。

RDBDIRSPACE2

RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。
Symfoware資源の配置先ディレクトリの作成”で作成した「RDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ」を指定します。

RDBSQLENV

システム用の動作環境ファイルのファイル名を絶対パスで指定します。
システム用の動作環境ファイルの編集”で編集するシステム用の動作環境ファイル名を指定します。

RDBSYSBUF

Symfoware Serverが使用する共用バッファプールを定義したファイルの配置先ディレクトリ名を絶対パスで指定します。
Symfoware資源の配置先ディレクトリの作成”で作成した「共用バッファプールの定義ファイルの格納ディレクトリ」を指定します。

RDB構成パラメタファイルの例を以下に示します。

RDBLOG=128,128
RDBASYNCIO=YES
RDBASYNCIONUMR=0
RDBASYNCIONUMW=1
RDBREPORTSIZE=10485760
RDBEXTMEM=4224
RDBCNTNUM=192
RDBPRJCODE=0xdb
RDBSYSTEMID=2
RDBCORE=/WORK/CORE  (*1)(*2)(*3)
RDBREPORT=/var/opt/FSUNrdb2b/RDBBTFW/report  (*1)(*2)
RDBLOGMANAGE=/WORK/tlog/RDBBTFW (*1)(*2)(*4)
RDBDIRSPACE1=/var/opt/FSUNrdb2b/RDBBTFW/rdbdir (*1)(*2)(*4)
RDBDIRSPACE2=/var/opt/FSUNrdb2b/RDBBTFW/rdbdir (*1)(*2)(*4)
RDBSQLENV=/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBBTFW.env  (*1)
RDBSYSBUF=/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBBTFW      (*1)(*2)

RDBLOG=128,128
RDBASYNCIO=YES
RDBASYNCIONUMR=0
RDBASYNCIONUMW=1
RDBREPORTSIZE=10485760
RDBEXTMEM=4224
RDBCNTNUM=192
RDBPRJCODE=0xdb
RDBSYSTEMID=2
RDBCORE=/WORK/CORE  (*1)(*2)(*3)
RDBREPORT=/var/opt/FJSVrdb2b/RDBBTFW/report  (*1)(*2)
RDBLOGMANAGE=/WORK/tlog/RDBBTFW (*1)(*2)(*4)
RDBDIRSPACE1=/var/opt/FJSVrdb2b/RDBBTFW/rdbdir (*1)(*2)(*4)
RDBDIRSPACE2=/var/opt/FJSVrdb2b/RDBBTFW/rdbdir (*1)(*2)(*4)
RDBSQLENV=/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBBTFW.env  (*1)
RDBSYSBUF=/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBBTFW      (*1)(*2)

*1:指定するパス名は、利用する環境に合わせて変更してください。また、パスのディレクトリには“Symfoware Serverを起動するユーザID”および“RDBコマンドを実行するユーザID”への書込み権が必要です。
*2:ファイルシステム上に存在するディレクトリ名を指定してください。
*3:指定されたディレクトリにRDBシステムが使用するメモリ量と同じ大きさのダンプファイルが出力されますので、十分な空きを用意してください。なお、最大量はマシンに実装されるメモリ量とスワップ域サイズの合計になります。
*4:複数のSymfoware Serverの動作環境が存在する場合は、必ず別のパス名を指定してください。同じものを指定した場合はSymfoware Server環境が破壊されます。


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