Interstage Job Workload Server リファレンス |
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第2章 運用操作コマンド |
btfwsubjobsync − 同期型ジョブの投入
btfwsubjobsync [-j ジョブ名] [-q ジョブキュー名] [-o ジョブログファイル名] [-N] [-R 置換えパラメタ=値[:置換えパラメタ=値[…]]] [-t 実行経過時間制限値] [-c ジョブ終了コードの種別] [-S ジョブステップ名] [-p 実行優先順位] [-L ジョブ実行結果出力の選択]ジョブ定義名
ジョブ定義名に対応するジョブをジョブキューに投入します。投入後、ジョブの実行が終了するまで待ち合わせを行います。ジョブキュー名省略時は、デフォルトジョブキューにジョブを投入します。
-j ジョブ名
投入するジョブのジョブ名を指定します。
本オプション省略時は、ジョブ定義名をジョブ名とします。
ジョブ名の規約は以下のとおりです。
64バイト以内で指定します。
指定可能な文字は、半角英数字および半角記号(“-”、“_”)です。
英字の大文字と小文字は区別されます。
先頭には英字だけ指定できます。
他社ジョブスケジューラ製品から使用する場合、他社ジョブスケジューラ製品で使用するジョブIDを指定するようにしてください。実行ジョブの特定が容易になります。
-q ジョブキュー名
ジョブを投入するジョブキュー名を指定します。
本オプション省略時は、デフォルトジョブキューに投入します。デフォルトジョブキューが定義されていない場合、本コマンドは異常終了します。
-o ジョブログファイル名
ジョブログを出力するファイル名を指定します。指定方法には以下の種類があります。
絶対パス:1000バイト以内で指定します。
相対パス:1000バイト以内で指定します。ただし、相対パスを絶対パスに展開するため、相対パスの展開した結果が1000バイト以内になるように指定してください。
指定したファイルが出力先に存在する場合、本コマンドは異常終了します。
本オプション省略時、または、指定されたパスに出力できない場合、ジョブログスプール配下に以下のファイル名で出力します。
ジョブログスプール格納ディレクトリ/ijeslog/ジョブキュー名/ジョブ番号
例)ジョブ番号が20であるジョブログファイル名は、“00020”になります。
なお、本オプション省略時に同名のファイルが存在する場合、そのファイルを上書きします。
-N
バッチアプリケーションの出力情報(標準出力および標準エラー出力)の採取有無を指定します。
本オプション指定時は、バッチアプリケーションの出力情報(標準出力および標準エラー出力)を採取しません。
本オプション省略時は、バッチアプリケーションの出力情報(標準出力および標準エラー出力)を採取します。
ジョブ定義中の特定箇所に記述されているジョブステップ用置換えパラメタと置換えパラメタに代入する値の組み合わせを指定します。
本オプションの規約は以下のとおりです。
置換えパラメタについては、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“置換えパラメタ”を参照してください。
長さ |
256バイト以内で指定します。 |
文字種 |
半角コロン(:)、半角二重引用符(")および改行は指定できません。 |
-t 実行経過時間制限値
ジョブ実行経過時間の制限値を秒単位で、1〜99,999,999の範囲で指定します。ただし、ジョブキューに定義されている実行経過時間制限値を超える値は指定できません。
本オプション省略時は、ジョブキューに定義されている実行経過時間制限値とします。実行経過時間制限値がジョブキューに定義されていない場合、実行経過時間は監視しません。
-c {max | last}
ジョブ終了コードの種別を指定します。
指定可能なジョブ終了コードの種別は以下のとおりです。
ジョブ終了コードの種別
内容
max
実行したジョブステップの終了コードのうち、最大値をジョブ終了コードとします。
last
最後に実行したジョブステップの終了コードをジョブ終了コードとします。
本オプション省略時は、maxとします。
-S ジョブステップ名
投入するジョブにおいて、実行を開始するジョブステップ名を指定します。
本オプションは、中断したジョブを再度投入する場合などに指定します。
本オプション省略時は、先頭のジョブステップから実行します。
-p 実行優先順位
投入ジョブのジョブキュー内の実行優先順位を0〜63の範囲で指定します。
本オプション省略時は、実行優先順位を32とします。
実行優先順位の値の大きいジョブが実行優先順位の値の小さいジョブより優先して実行されます。なお、本コマンドで投入するジョブと同じ優先順位のジョブが存在する場合、先に投入されたジョブが優先されます。
-L {on | off}
ジョブ実行結果出力を選択します。
ジョブ実行結果出力の選択
内容
on
ジョブの実行結果をコマンドの標準出力に出力します。
off
ジョブの実行結果をコマンドの標準出力に出力しません。
本オプション省略時は、onとします。
ジョブ定義名
対象のジョブ定義名を指定します。
システム管理者(スーパユーザ)、Interstage運用者またはバッチシステム利用者
-Lオプションを指定せずにジョブを投入します。
$ btfwsubjobsync -j job_A001 -q queue1 jobsample00 FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 16005: Submitted job. : JOBNO=900 JOBNAME='job_A001' JOBQUE='queue1' JOBDEFNAME='jobsample00' --- JOB INFORMATION --- JOB NUMBER = 900 JOBQUEUE NAME = queue001 JOB NAME = job_A001USER NAME = root JOB COMPLETION CODE = 0x00000000 (max) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 省略 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 CALLSLEEP] ADDED STRING BY HOTDEPLOY. [CALLSLEEP] sleep end: 19:26:02 [CALLSLEEP] end: [SAMPLEA] end: APFW_RTN=+000000000 --- END ---
-Lオプションを指定し、ジョブ実行結果の出力を抑止したジョブを投入します。
$ btfwsubjobsync -j job_A001 -q queue1 -L off jobsample00 FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 16005: Submitted job. : JOBNO=901 JOBNAME='job_A001' JOBQUE='queue1' JOBDEFNAME='jobsample00'
コマンドの復帰コードとして以下のジョブ終了コードを出力します。
No
復帰コード
復帰コードの意味
1
0〜200
バッチジョブ定義に従い最後まで走行しました。
2
201
異常終了
コマンドの投入に失敗しました。
3
209
以下のいずれかの理由により、ジョブを打ち切りました。
- ジョブの実行数がジョブの多重度に達している
- ジョブキューがジョブ実行禁止状態になっている
4
210
ジョブキューイングエラーを検出しました。
5
211
バッチジョブ定義の解析でエラーを検出しました。
6
221
ファイルの排他獲得でエラーを検出しました。
7
222
ファイルでアロケーションエラーを検出しました。
8
223
資源の解放エラーを検出しました。
9
231
ジョブをキャンセルしました。
(ジョブステップの場合:ジョブステップの実行を打ち切りました。)10
241
ジョブ実行経過時間制限値を超えたことにより、ジョブの実行を打ち切りました。
11
242
ジョブの状況が不明でした。
12
243
アプリケーションが存在しませんでした。
13
244
アプリケーションの実行に失敗しました。
(バッチジョブ定義に習い最後まで走行しました。)14
251
スプールのアクセスエラーを検出しました。
15
254
バッチシステム内でエラーを検出しました。(上記の異常以外)
btfwsubjobsync -j job_A001 -R "PARM1=job sample01:ENV1=/tmp/jobsample" jobsample01 |
/ijeslog/ジョブキュー名/ジョブ番号 |
btfwsubjobsync -j job_A001 jobsample00 > aa; cat aa| 別コマンド |
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