Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド
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第2章 ジョブの設計> 2.1 設計に必要な知識> 2.1.5 バッチアプリケーションのライブラリの構成

2.1.5.1 COBOLアプリケーションのライブラリ構成

COBOLアプリケーションは、共用オブジェクトとして作成して、ライブラリとしてまとまったプログラムファイルに結合して使用します。
ここでは、ライブラリを構成するバッチアプリケーションを決定します。

バッチアプリケーションのライブラリ構成の分類

バッチアプリケーションとして実行できるCOBOLアプリケーションのライブラリ構成を、以下に示します。

◆1バッチアプリケーション/1ライブラリのパターン

1つバッチアプリケーションと対応するCOBOL実行基盤インタフェース、およびバッチアプリケーションから呼び出されるプログラムを1つのライブラリにするパターンです。

COBOL実行基盤インタフェースについては、“COBOLアプリケーションの配備”を参照してください。

パターン1 (1個のバッチアプリケーションだけで共用ライブラリを形成)

パターン2 (1個のバッチアプリケーションとサブプログラムで共用ライブラリを形成)

パターン3 (1個のバッチアプリケーションで共用ライブラリが形成され、かつサブプログラムは別の共用ライブラリで形成)

 

◆nバッチアプリケーション/1ライブラリのパターン

複数のバッチアプリケーションと対応するCOBOL実行基盤インタフェース、およびバッチアプリケーションから呼び出されるプログラムを1つのライブラリにするパターンです。

パターン1 (複数個のバッチアプリケーションで共用ライブラリを形成)

パターン2 (複数個のバッチアプリケーションとサブプログラムで共用ライブラリを形成)

パターン3 (複数個のバッチアプリケーションで共用ライブラリが形成され、かつサブプログラムは別の共用ライブラリで形成)


ソースファイル内に書くバッチアプリケーションのプログラムの数は、1個から複数個です。

COBOL実行基盤インタフェースとバッチアプリケーションを別のライブラリにする以下のような形態は、サポートしていません。

 

バッチワークユニットの共用ライブラリ

バッチワークユニット内の複数のバッチアプリケーションから呼び出す共用のプログラムを別のライブラリ(以降、“バッチワークユニット内共用ライブラリ”と呼びます)にできます。バッチワークユニット内共用ライブラリのプログラムには、COBOL実行基盤インタフェースは不要です。


バッチワークユニット内共用ライブラリ内のプログラムの数は、1個から複数個です。

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