Interstage Data Effector ユーザーズガイド
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第4章 データを操作する方法> 4.4 データを集計する> 4.4.3 集計の出力例

4.4.3.2 集計結果をXML形式で出力する場

グループ式でグループ化の階層を指定した場合、上位の階層のグループに対する集計結果は、下位の階層のグループの集計結果のあとに出力します。すべての入力データを集計した結果は、最後に出力します。
出力ファイルタイプがXML形式の場合、出力結果はグループ化の階層に対応した階層でグループごとに出力されます。また、集計結果全体を取りまとめるルートタグ名も指定できます。
以下に、XML形式の集計結果の構造を説明します。

  1. 集計条件にRootTagNameパラメタを指定した場合は、出力結果を指定したルートタグでまとめた1XML文書になります。RootTagNameパラメタを指定しない場合は、グループ式にて指定した最左端のグループ項目のラベルがルートタグ名となり、最左端のグループ項目値のパターン数分のルートタグを持つ複数のXML文書がOutFileで指定したファイルに出力されます。
  2. グループ式にて指定したラベルが各グループ階層のタグ名となります。グループ値は、このタグ内のテキストノード値として出力します。
  3. 集計式にて指定したラベルが集計結果のタグ名となります。集計値は、このタグ内のテキストノード値として出力します。
  4. グループ項目の定義に閉じ中括弧(})を指定した場合には、そのグループ項目の階層の終了タグ前に、その階層のグループの集計結果を出力します。この集計結果のタグ名は、3.の集計式指定ラベルと同一とし、集計結果の値はこのタグ内のテキストノード値として出力します。
  5. RootTagNameパラメタを指定した場合は、XML宣言が先頭に付加されます。

■入力ファイ

"AA","BB","CC","YY","ZZ"

"a1","b1","c1","1","1"

"a1","b1","c2","1","1"

"a1","b1","c2","1","1"

"a1","b2","c3","1","1"

"a1","b2","c3","1","1"

"a1","b2","c3","1","1"

"a1","b2","c3","1","1"

"a2","b3","c4","1","1"

"a2","b3","c4","1","1"

"a2","b3","c4","1","1"

"a2","b3","c4","1","1"

"a2","b3","c4","1","1"

"a2","b3","c5","1","1"

"a2","b3","c5","1","1"

"a2","b3","c5","1","1"

"a2","b3","c5","1","1"

"a2","b3","c5","1","1"

"a2","b3","c5","1","1"

RootTagNameパラメタの指定有無例を以下に示します。

例1:RootTagNameパラメタを指定した場

集計条件

・・・

# グループ式

GCondition     } $AA A}, $BB B } , $CC C

# 集計式

RCondition     count() X , sum($YY) Y , sum($ZZ) Z

# RootTagNameパラメタ

RootTagName     result

・・・

集計結果

実際の集計結果は、グループ間の改行は無く、1行に出力されます。
本マニュアルでは、集計結果を解説するために改行を入れて表記しています。

例2:RootTagNameパラメタを指定しない場

集計条件

・・・

# グループ式

GCondition     } $AA A}, $BB B } , $CC C

# 集計式

RCondition     count() X , sum($YY) Y , sum($ZZ) Z

・・・

集計結果

コマンド利用時は、集計条件ファイルのRootTagNameパラメタで指定します。
C API利用時は、AsisExecuteAnalyze関数のRootTagNameパラメタで指定します。

実際の集計結果は、グループ間の改行は無く、1行に出力されます。
本マニュアルでは、集計結果を解説するために改行を入れて表記しています。

指定書式の詳細については、以下を参照してください。

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