Interstage Data Effector ユーザーズガイド
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第4章 データを操作する方法> 4.3 データを連結する> 4.3.2 いろいろなデータ連結方法

4.3.2.2 類似項目を連結する場合

入力ジャーナルファイルの項目が、入力マスタファイルの項目と同じ内容を示しているが、データ値が微妙に異なる場合があります(入力マスタファイルの項目が入力ジャーナルファイルの項目に含まれるなど)。
この場合は、連結条件で入力ジャーナルファイルの項目と入力マスタファイルの項目を部分一致させて連結し、結果をファイルに出力できます。
例として、入力ジャーナルファイルの項目に複数の内容(店舗名)が含まれる場合に、入力マスタファイルの項目とそれぞれ一致させる場合を示します。

■入力ジャーナルファイル

"日付","作業内容","対象店"

"20070528","空調点検","[品川店]"

"20070529","空調点検","[横浜店][川崎店]"

"20070530","空調点検","[新横浜店]"

■入力マスタファイル

"店舗名","担当者"

"品川店","佐藤"

"川崎店","山田"

"横浜店","鈴木"

"新横浜店","田中"

■連結条件

Jcondition   :{ $対象店 = "[" + $店舗名 + "]" }

OutputDef    :{ $日付, $店舗名, $担当者, $作業内容 }

■連結結果

"日付","店舗名","担当者","作業内容"

"20070528","品川店","佐藤","空調点検"

"20070529",'横浜店","鈴木","空調点検"

"20070529","川崎店","山田","空調点検"

"20070530","新横浜店","田中","空調点検"

入力ジャーナルファイルの日付が“20070529”のレコードは、入力マスタファイルの店舗名“横浜店”と“川崎店”の2つが含まれるため、それぞれに対する連結結果が出力されます。
入力ジャーナルファイルの項目の“新横浜店”と入力マスタファイルの“横浜店”を関連付けないようにするため、Jconditionパラメタに区切りとなる文字“[“および”]”を使用しています。

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