Interstage Data Effector ユーザーズガイド
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第3章 動作環境の設定> 3.1 入力ファイル

3.1.2 XML形式の場合

1つのXML文書が1レコードとして管理されたファイルを、入力ファイルとして扱います。1ファイル内に複数のXML文書を連続して格納しておくことにより、1回の操作で複数のXML文書を取り扱えます。
Data Effectorで扱うXML文書は、整形式のXML文書(well-formed XML document)です。整形式のXML文書とは、XML文書の仕様に準拠するための以下の基準を満たした文書のことです。また、XML宣言やDTDなどの前書きがない、本文だけのXML文書も格納できます。
整形式の条件について記述します。

要素とは、開始タグで始まり、終了タグで終わる単位です。
開始タグと終了タグの間に要素の内容があります。要素の内容が空である場合、空要素タグ(例:<Company/>)のように記述できます。Data Effectorでは、“<”で始まる文字をルート要素の開始タグ(ルートタグ名)とみなし、対応する終了タグまでをXML文書とします。XML文書内では空白、タグおよび改行などを含めたそのままの形式で扱います。

以下の図に、XML形式のレコードの例を示します。

[図:XML形式レコードの例]


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