Interstage Data Effector ユーザーズガイド |
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第3章 動作環境の設定 | > 3.1 入力ファイル |
先頭行に項目名を記述し、2行目以降にデータが格納されたファイルを、入力ファイルとして扱います。また、項目名の行のみを記述したファイルをスキーマ情報ファイルとして別に指定することで、項目名の行を持たない、データのみからなるファイルを扱うこともできます。
項目名のみの行を、見出し行と呼びます。データの行をデータ行と呼びます。1件のデータを1レコードと呼びます。以下に、用語の定義を示します。
CSV形式では、レコード内の各項目の間にはカンマ(,)を記述し、レコードの最後には改行を記述します。各項目は項目全体を二重引用符(")で囲うことができます。項目の内容としてカンマ(,)、改行を指定する場合は項目を囲う二重引用符を必ず記述します。項目の内容として二重引用符(")を指定する場合は、項目全体を二重引用符で囲い、項目の内容の二重引用符は、二重引用符を2つ続けて表現します。
データ中の1つの二重引用符(")は、二重引用符(")を2つ続けて表現します。
例
これは"データ"です。 → "これは""データ""です。" |
以下の図にCSV形式のファイルの例を示します。
"Kbn","Number","Code","Name","Value","Total","Biko" "01","1001","AAA","ブロックA","1,000","1,000","備考:稟議番号 第4023号" "02","1001","BBB","ブロックB","","1,200","備考:稟議番号 第4023号" "03","1002","CCC","ブロックC","800","800","備考:稟議番号 第4023号" |
データファイル中の連続する二重引用符("")は、1文字としてカウントされます。
データ中にカンマ(,)が含まれる場合は、必ずその項目は二重引用符(")で括ります。
例
1,234,567 → "1,234,567" |
以下の図にCSV形式のファイルの例を示します。
Kbn,Number,Code,Name,Value,Total,Biko 01,1001,AAA,ブロックA,"1,000","1,000",備考:稟議番号 第4023号 02,1001,BBB,ブロックB,,"1,200",備考:稟議番号 第4023号 03,1002,CCC,ブロックC,800,800,備考:稟議番号 第4023号 |
項目間をカンマ(,)でつなぐときに半角および全角の空白がある場合、エラーになります。区切り文字のカンマ(,)の前後の半角および全角空白は削除してください。
例
"AAA", "ブロックA" → "AAA","ブロックA" |
スキーマ情報ファイルに、項目名以外の情報が存在する場合、エラーとなります。
以下の図に、CSV形式のスキーマ情報ファイルとデータファイルの例を示します。
"Kbn","Number","Code","Name","Value","Total","Biko" |
"01","1001","AAA","ブロックA","1,000","1,000","備考:稟議番号 第4023号" "02","1001","BBB","ブロックB","","1,200","備考:稟議番号 第4023号" "03","1002","CCC","ブロックC","800","800","備考:稟議番号 第4023号" |
見出し行の項目数よりデータ行の項目数が少ないCSV形式のファイルを扱うことができます。この場合、不足している項目に空文字列が指定されていると見なして振舞います。
例
"項目1","項目2","項目3" "A1","A2","A3" "B1","B2" "C1" |
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