ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.2 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第7章 テープサーバのカスタマイズ> 7.8 デーモンの自動起動設定

7.8.3 TSMサーバデーモン

TSMサーバデーモンを自動起動するためには、以下の設定を行います。

  1. /opt/tivoli/tsm/server/bin/initTSMを/etc/init.d/initTSMにコピーします。

    # cp /opt/tivoli/tsm/server/bin/initTSM /etc/init.d/initTSM
    #

  2. /etc/init.d/initTSMファイルのオーナーとファイルモードを変更します。
    スーパーユーザー以外からはアクセスできないように設定し、かつ実行可能なモード変更にします(オーナー:root、ファイルモード:0700)。
    オーナーとファイルモードの変更と確認を行うコマンド実行例を、以下に示します。

    # cd /etc/init.d
    # chown root initTSM
    # chmod 700 initTSM
    # ls -l initTSM
    -rwx------   1 root     other       1228  5月 26日  17:05 initTSM
    #
  3. システム起動/停止時のために、TSMサーバデーモンの起動スクリプト(/etc/rc2.d/S99tsmsv)と停止スクリプト(/etc/rc0.d/K00tsmsv)のシンボリックリンクファイルを作成します。

    以下に実行例を示します。

    # ln -s /etc/init.d/initTSM /etc/rc2.d/S99tsmsv
    # ln -s /etc/init.d/initTSM /etc/rc0.d/K00tsmsv
    #
  4. /etc/init.d/initTSMを編集します。

    /etc/init.d/initTSMファイルの編集例を以下に示します。(この時、環境変数LANGも以下のように設定してください)

    LANG=C; export LANG
    :
    :
    'start')
            TSMDB=/opt/tivoli/tsm/server/bin   →DB格納ディレクトリ
    :
    :
    'stop')
            ID=admin        →TSMのサーバと接続するためのユーザーID
            PA=admin        →TSMのサーバと接続するためのユーザーIDに対するパスワード
    :
    :

    指定する項目の意味は以下のとおりです。

    項目

    意味

    TSMDB

    TSMサーバデータベースの格納パス名を「=」に続けて定義します。本パス名には「DB格納ディレクトリ」を指定してください。

    ID

    TSMのサーバと接続するためのユーザーIDを「=」に続けて定義します。本ユーザーIDは、TSMの管理クライアントの登録(register admin)で指定するのと同じ管理者IDを定義します。

    PA

    TSMのサーバと接続するためのユーザーIDに対するパスワードを「=」に続けて定義します。本パスワードは、TSMの管理クライアントの登録(register admin)で指定するのと同じ管理者パスワードを定義します。


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