ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.2 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第7章 テープサーバのカスタマイズ> 7.7 TSMの設定(デーモンの自動起動設定前に行う設定)

7.7.5 TSM管理クライアントおよびTSMのサーバ名の登録

TSM管理クライアントおよびTSMのサーバ名の登録を行います。「データベースとログファイルのフォーマット」にて使用した、シェル変数および環境変数をそのまま使用します。
手順を以下に示します。

  1. TSMサーバデーモンを手動で起動します。起動に成功すると、“TSM> ”というプロンプトが表示されます。

    # cd $TSMDB
    # /opt/tivoli/tsm/server/bin/dsmserv
      :
      :
    TSM>

    ここでの設定を行うためには、TSMサーバデーモンは手動で起動する必要があります。自動起動されていても設定は行えませんので注意してください。
  2. TSMの管理者のIDとパスワードを登録します。

    TSM> register admin <管理者ID> <管理者パスワード> passexp=<パスワードの有効期限>

    TSMの<管理者ID>および<管理者パスワード>には、「TSM連携定義ファイルの設定」にて設定した値を使用します。
    <パスワードの有効期限>には0(無期限)を指定します。

    以下に実行例を示します。

    TSM> register admin admin admin passexp=0
    TSM>
  3. 管理者への権限の付与を行います。

    TSM> grant authority <管理者ID> class=system

    <管理者ID>には、上記で設定した管理者IDを指定します。以下に実行例を示します。

    TSM> grant authority admin class=system
    TSM>
  4. TSMのサーバ名の設定を行います。

    TSM> set servername <サーバ名>

    TSMの<サーバ名>には、クライアントシステムオプションファイル(dsm.sys)で設定したSERVERnameの値を指定します。以下に実行例を示します。

    TSM> set servername tapeserver1
    TSM>
  5. TSMサーバデーモンを停止します。

    TSM> halt

    haltコマンドは、TSMサーバデーモンを起動したプロンプト上で実行してください(シェルのコマンドプロンプトではありません)。

TSM管理クライアントおよびTSMのサーバ名の登録に関する詳細については、『ETERNUS SF TSM 管理者の手引き』および『ETERNUS SF TSM 管理者のための解説書』を参照してください。

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