ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.2 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第2章 マネージャーのインストール> 2.1 Windows版の場合

2.1.5 インストール

AdvancedCopy Managerのマネージャーのインストールについて説明します。インストールには、以下の2種類の方法があります。

カスタムインストールとデフォルトインストールについて以下に説明します。

■カスタムインストール

各インストール情報(インストール先/スタートアップアカウント名/各サービスに使用するポート番号など)を、画面に入力して行うインストール方法です。

■デフォルトインストール

デフォルトインストール情報を使用してインストールする方法です。画面による入力作業が省略できます。

◆デフォルトインストール情報

【インストール先】

【スタートアップアカウント名】

アカウント名:  acmuser
パスワード:   acmuser
注)OSのセキュリティポリシーによって、上記のアカウントまたはパスワードが使用できない場合は、カスタムインストールを用いて、インストールしてください。

【各サービスに用いるポート番号】

通信サービス:      1226
リモートアクセスサービス:9851
排他制御サービス:    9852
認証機構サービス:    4660
リポジトリサービス:   2004

◆エラーチェック

デフォルトインストール情報は、自動的に以下のエラーチェックが行われます。

エラーチェックで、エラーが検出された場合、警告ダイアログが表示され、[ようこそ]画面(インストールオプションの選択画面)に戻ります。

【インストール先】

インストールに必要なディスク容量が空いていること。

【アカウント名/パスワード】

デフォルトのアカウント名がシステムにすでに存在する場合、パスワードがデフォルトのパスワードと一致していること。

注) デフォルトのアカウント名がシステムに存在しない場合、デフォルトのアカウント名およびパスワードで新規ユーザーが作成されます。

【ポート番号】

デフォルトのポート番号が他で使用されていないこと。

注)AdvancedCopy Managerのサービス名を別名(エイリアス)で定義している場合、警告ダイアログが表示され、ポート番号の登録が行われません。[OK]ボタンをクリックすると、インストール処理が継続されます。


Storage管理サーバをクラスタ運用する場合

『ETERNUS SF AdvancedCopy Managerクラスタ適用ガイド』の「AdvancedCopy Managerマネージャー機能のインストール方法」を参照してください。

2.1.5.1 インストールの流 

インストールの流れを以下に示します。

[図: インストールの流れ]

2.1.5.2 インストール手

以下のサービスを利用してインストールした場合、不具合が発生するため、利用しないでください。
なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003の場合、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続により利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/278845/ja

以下の手順でAdvancedCopy Managerのインストールを行います。

  1. ログオンします。

    AdvancedCopy Managerをインストールするシステムにログオンします。導入する端末のAdministratorでログオンしてください。

  2. AdvancedCopy ManagerのCD-ROM(マネージャープログラム DISC1)をCD-ROMドライブに挿入します。以下の初期画面が表示されます。[ストレージ管理サーバ用機能をインストールする]をクリックします。

  3. 次の画面が表示されますので、表示されている内容を確認の上、[次へ]ボタンをクリックしてください。

  4. [使用許諾契約]画面で、使用許諾の契約を行います。

    表示されている内容を確認の上、[はい]ボタンをクリックしてください。

  5. [ようこそ]画面で、インストールオプション(デフォルトまたはカスタム)を選択します。

  6. インストール先の指定を行います。

    デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。すべてのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    インストール先のディレトクリに、空白を含むディレクトリ名(たとえばProgram Filesなど)を指定しないでください。

    [参照]ボタンをクリックした場合は以下の画面が表示されます。

  7. [スタートアップ/認証機構管理者]画面で、サービスのスタートアップアカウントを入力します。

    Administratorsグループに所属するアカウントとパスワードを入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。アカウント名とパスワードには、以下の条件があります。

    スタートアップアカウントについては、「スタートアップアカウントの決定」を参照してください。

    なお、システムに登録されていないアカウント名を入力した場合は、新規アカウントとしてシステムに登録します。このとき、登録するアカウントに対して、自動的に無期限パスワードを設定し、ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属させます。また、以下のユーザー権限を自動的に設定します。

  8. [ポート番号の登録]画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。

    最初に表示されている数値は非クラスタ環境での推奨値であり、必ずしも一意ではありません。運用に合わせて適切なポート番号を入力してください。

    推奨値から変更する場合は、以下の範囲で入力してください。

    クラスタ運用する場合は、すべてのポート番号を上記の範囲に変更してください。

    すべてのポート番号の入力が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。なお、指定したポート番号がほかで割り当てられている場合は、再度、本画面が表示されます。

    なお、AdvancedCopy Managerのサービス名を別名(エイリアス)定義している場合は、以下の画面が表示され、上記画面で指定したポート番号は無視されます。インストール処理は継続されます。

    手動でポート番号を設定する場合は、以下のファイルを編集してください。

    C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\Services


  9. [ファイルコピーの開始]画面で、設定内容を確認します。

    設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてください。

  10. コピー処理が開始されます。

    コピー中は、[セットアップステータス]画面により、進行状態が把握できます。

  11. 環境設定の確認を行います。

    [環境設定]画面で、環境設定を今すぐに行うかを問い合わせます。今すぐに環境設定を行う場合は[はい]ボタンをクリックしてください。システムの再起動後に行う場合は[いいえ]ボタンをクリックしてください。[いいえ]を選択した場合、インストールの終了画面が表示されますので[終了]ボタンをクリックしてください。その後、システム再起動後に、自動的に環境設定画面が表示されます。

    Storage管理サーバをクラスタ運用する場合は、「いいえ」をクリックしてください。

  12. インストーラを終了します。

    インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。


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