ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 -Linux-
目次 索引 前ページ次ページ

第9章 運用保守> 9.5 運用環境の変更

9.5.5 デバイス構成の変更

デバイス構成の変更とは、以下の事を指します。

バックアップ管理の場合、バックアップボリュームのサイズは、業務ボリュームと同じである必要があります。詳細については、「全般的な注意事項」の「論理ディスクのサイズについて」を参照してください。

9.5.5.1 バックアップ管理の場 

デバイス構成の変更は、以下の手順にて行います。なお、本処理は、デバイス構成を変更するボリュームが格納されているディスク内の全ボリュームが対象となります。

  1. 対象となるディスク内にバックアップ対象の業務ボリュームが存在しているか確認します。存在している場合は、業務ボリュームの削除を行います。業務ボリュームの削除方法については、「業務ボリュームの削除」を参照してください。

  2. 対象となるディスク内にバックアップボリュームが存在しているか確認します。存在している場合は、バックアップボリュームの削除を行います。バックアップボリュームの削除方法については、「バックアップボリュームの削除」を参照してください。

  3. デバイス構成の変更を行います。プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブの削除を行った場合は、システムを再起動してください。

  4. 変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させる必要がありますので、AdvancedCopy Managerに対して、デバイス情報の変更処理を行います。デバイス情報の変更方法については、「Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込み」を参照してください。

  5. 削除した業務ボリュームまたはバックアップボリュームを再度バックアップ運用に組み込みます。業務ボリュームまたはバックアップボリュームの追加方法については、本マニュアルの「デバイスの運用種別設定」を参照してください。

業務ボリューム/バックアップボリュームを削除する(手順1、2)前にデバイス構成の変更(手順3)を行った場合、履歴情報の削除やバックアップ同期処理のキャンセルができないために、業務ボリューム/バックアップボリュームの削除が行えない場合があります。この場合は、緊急操作モードを利用して履歴情報の削除やバックアップ同期処理のキャンセルを行ってください。
緊急操作モードについては、「履歴情報削除コマンド(swsthistdel)」および「バックアップ同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)」の説明を参照してください。

9.5.5.2 レプリケーション管理の場 

デバイス構成の変更は、以下の手順にて行います。なお、本処理は、デバイス構成を変更するボリュームが格納されているディスク内の全ボリュームが対象となります。

  1. 対象となるディスク内に複製ボリュームが存在しているか確認します。存在している場合は、複製ボリュームの削除を行います。複製ボリュームの削除方法については、「複製元/複製先ボリュームの削除」を参照してください。

  2. デバイス構成の変更を行います。プライマリパーティションまたは拡張パーティション内の論理ドライブの削除を行った場合は、システムを再起動してください。

  3. 変更後のデバイス構成をAdvancedCopy Managerの管理簿に反映させる必要がありますので、AdvancedCopy Managerに対して、デバイス情報の変更処理を行います。デバイス情報の変更方法については、「Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込み」を参照してください。

  4. 削除した複製ボリュームを再度レプリケーション運用に組み込みます。複製ボリュームの追加方法については、「複製元ボリューム/複製先ボリュームの設定」を参照してください。

複製ボリュームを削除する(手順1)前にデバイス構成の変更(手順2)を行った場合、複製解除ができないために、複製ボリュームの削除が行えない場合があります。この場合は、緊急操作モードを利用して複製ボリュームの削除を行ってください。
緊急操作モードについては、「複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)」の説明を参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2000-2008