PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.1 - for Linux -
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3.9 Oracle 起動処理中のユーザスクリプト
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle は、Oracle インスタンスの起動処理において、ユーザ独自処理を行うためのユーザインターフェースを提供しています。
- prestartup スクリプト
Oracle インスタンス起動処理において、インスタンス起動処理前に呼び出されます。Oracle の状態(V$INSTANCE ビューの STATUS 列)を意識する必要がある場合、呼び出された側で考慮する必要があります。
/opt/FJSVclora/usr 配下に "prestartup" で始まる実行形式ファイルを格納してください。
- nomount スクリプト
Oracle インスタンス起動処理において、Oracle の状態(V$INSTANCE ビューの STATUS 列)が "STARTED" のときに呼び出されます。
/opt/FJSVclora/usr 配下に "nomount" で始まる実行形式ファイルを格納してください。
- mount スクリプト
Oracle インスタンス起動処理において、Oracle の状態(V$INSTANCE ビューの STATUS 列)が "MOUNTED" のときに呼び出されます。
/opt/FJSVclora/usr 配下に "mount" で始まる実行形式ファイルを格納してください。
これらのユーザインターフェースの規約は、以下の通りです。
- 格納場所は /opt/FJSVclora/usr 配下とし、複数存在する場合は名前順に実行されます。
- 正常終了時は 0、異常終了時は 0 以外で復帰してください。
異常終了した場合、Oracle インスタンス起動処理自体もその時点で異常終了します。
- root ユーザ権限で実行されます。
- 次のパラメタを渡されます。
$1:$ORACLE_HOME
$2:$ORACLE_SID
$3:Oracleユーザ名
- 起動タイムアウト時間内に終了しなかった場合、異常終了と見なされます。
起動タイムアウト時間については、"2.6.1 Application-Edit" の手順5を参照してください。
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