| ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.2 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 - - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 - | 
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| 第9章 Exchangeデータベースのバックアップとリストア | > 9.4 バックアップの実行 | 
Exchangeデータベースのバックアップは、Exchangeサーバ上でExchange VSSバックアップ実行コマンド(swsrpvssbackup_exchange)を実行することにより行います。本コマンドはストレージグループ単位でバックアップを行います。

バックアップ実行時、ストレージグループのすべてのデータベース(ストア)はマウントされていなければなりません。データベースがマウントされていない場合には、バックアップ処理は異常終了します。
実行例:
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvssbackup_exchange -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1 swsrpvssbackup_exchange successfully completed C:\>  | 
本コマンドを実行すると以下の処理が行われます。
ストレージグループを構成するすべてのファイル(*.edb、*.stm、*.log、*.chk)のシャドウコピーが指定したコピーセットグループのバックアップボリュームに作成されます。シャドウコピー後のバックアップボリュームは読み取り専用(read-only)ボリュームとなります。
スナップショット型バックアップの場合は、OPC/ QuickOPCを起動することによりシャドウコピーを作成します。
同期型バックアップの場合は、等価性維持状態のEC/RECをサスペンドすることによりシャドウコピーを作成します。
シャドウコピー作成後、ESEUTILを使用してバックアップデータの検証が行われます(-skipchkオプションによりバックアップデータの検証を回避することは可能)。バックアップの終了後、不要ログの削除(切捨て)がExchangeによって行われます。
ライタメタデータドキュメント(writer metadata document)およびバックアップコンポーネントドキュメント(backup components document)がバックアップサーバの以下の場所に保存されます。これらのファイルはリストア時に使用されます。
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 ファイル  | 
 出力先  | 
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 ライタメタデータ ドキュメント  | 
 [コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc \<ストレージグループ名>.wmd.xml [コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)以外の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc \<ストレージグループ名>.<コピーセットグループ名>.wmd.xml  | 
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 バックアップコンポーネント ドキュメント  | 
 [コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc \<ストレージグループ名>.bcd.xml [コピーセットグループ名が“BkupGroup”(デフォルト)以外の場合] 環境設定ディレクトリ\etc\repl\data\exchange\<Exchangeサーバのストレージサーバ名>\metadoc \<ストレージグループ名>.<コピーセットグループ名>.bcd.xml  | 
バックアップ時の注意事項
VSSの仕様上、並列に(パラレルに)複数のバックアップ処理を実行することはできません。複数のストレージグループが存在する場合、複数のバックアップ処理を並列に実行するのではなく、逐次的に(シーケンシャルに)実行する必要があります。並列に複数のバックアップ処理を実行した場合、先行処理のシャドウコピー作成が終わるまで後続処理は待ち状態となります。
作成したシャドウコピーの情報やアドバンスト・コピーの進捗状況は、Exchangeサーバ上でExchange VSSシャドウコピー管理コマンド(swsrpshadowadm_exchange)を実行することによって確認できます。
実行例:(スナップショット型バックアップの場合)
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1
[Shadow Copy Status]
Original-Volume                    Replica-Volume                       Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID 
g1d1p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d11p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23     {XXXX}      {XXXX}
g1d2p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d12p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23     {XXXX}      {XXXX}
[AdvancedCopy Status]
Type Group-Name Original-Disk  Replica-Disk   Status Execute Trk Update
QOPC BK1        g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR snap   ----    on  3%
QOPC BK1        g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR snap   83%     on  ----
C:\> | 
実行例:(同期型バックアップの場合)
C:\>set SWSTGNODE=nodeAGT
C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpshadowadm_exchange status -evs VSVR -sgname FirstStorageGroup -copygrp BK1
[Shadow Copy Status]
Original-Volume                    Replica-Volume                       Latest-Creation-Time Snapshot-ID SnapshotSet-ID 
g1d1p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d11p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23     {XXXX}      {XXXX}
g1d2p1@EXCHG-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) g1d12p1@BKUP-SVR(\\?\Volume{XXXX}\) 2005/06/23 03:23     {XXXX}      {XXXX}
[AdvancedCopy Status]
Type Group-Name Original-Disk  Replica-Disk   Status Execute Trk Update
EC   BK1        g1d1@EXCHG-SVR g1d11@BKUP-SVR suspend ----    ---- ----
EC   BK1        g1d2@EXCHG-SVR g1d12@BKUP-SVR suspend ----    ---- ----
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